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SPP (Science Partnership Project)


2008年度SPPのお知らせ 2009/01/22

第1回日 2009年2月7日(土)10:30〜16:00頃(午前+午後の部=計1日)
第2回日 2009年2月21日(土)10:30〜16:00頃(午前+午後の部=計1日)

講座 『地雷と化学』

内容 「『地雷と化学』基調講演」
「爆発と連鎖反応」計算機シミュレーション通し、爆発の連鎖機構とその反応条件を、視覚的に学ぶ
「ニトロ化合物の還元反応」ニトロ基を還元し、アミノ基に還元することで火薬の中性化(不爆発化)が行えるのだが、ニトロベンゼンからアニリンを生成する有機化学合成実験を通し地雷の中性化の考え方を学ぶ
「ニオイの化学」 においを与える分子構造、嗅覚が発現するメカニズムの基礎を学ぶ …等々…

講師の先生方 大阪大学・理学部/科学教育機器リノベーションセンター: 笠井先生 深瀬先生 奥村先生 岡田先生 北河先生 松本先生 橋之口先生 蔵田先生 栗谷先生、技術専門職員の西山さん・平田さん+アシスタント総勢17名もの大学院生達
場所 大阪大学・理学部(豊中キャンパス)
★最終日には、本校の11・12年生による、世界における“地雷問題”についてのプレゼンが行われます!★

なお、今回は、土曜日実施で、現地集合・現地解散となっており、参加人数も、大阪大学側の都合上、定員を(約)35名としております。


2007年度SPPのお知らせ 2007/01/23

講座 『地雷と化学』

第1回日 2008年2月17日(日)10:00〜16:00頃(1日)
第2回日 2008年2月24日(日)10:00〜12:00頃(半日)

内容 「『地雷と化学』基調講演」
「爆発と連鎖反応」 計算機シミュレーション通し、爆発の連鎖機構とその反応条件を、視覚的に学ぶ
「ニトロ化合物の還元反応」 ニトロ基を還元し、アミノ基に還元することで火薬の中性化(不爆発化)が行えるのだが、ニトロベンゼンからアニリンを生成する有機化学合成実験を通し地雷の中性化の考え方を学ぶ
「ニオイの化学」 においを与える分子構造、嗅覚が発現するメカニズムの基礎を学ぶ …等々…

講師の先生方 大阪大学・理学部: 笠井先生 深瀬先生 山口先生 奥村先生 北河先生 他 + 大学院生
場所 大阪大学・理学部(豊中キャンパス)

なお、今回は、日曜日実施で、現地集合・現地解散となっており、参加人数も、大阪大学側の都合上、定員を(約)30名としております。

2007年度第SPPのお知らせ 2007/12/12

前回「地球温暖化?科学的根拠を考える」―その1では、前段階として、二酸化炭素が関係する身近な反応(光合成と呼吸)を例にとり、気体濃度測定の方法、化学機器分析実験の基礎について学びました。今回はCO2分子の特性(理論)を学び、実験で確認しながら温室効果について検証します。前回受講していない人も参加できます。

1月11日(金)12:45〜15:30 ( 学園・物理教室にて)
テーマ:「地球温暖化?科学的根拠を考える」―その2
サブテーマ −赤外線吸収実験でCO2温室効果を検証する-
講師:金子文俊先生(大阪大学大学院理学研究科准教授)       
*生徒実験には大学院生などのTA(ティ−チング・アシスタント)がついてくださいます。

金子文俊先生からのメッセージ
 地球温暖化現象に関連して、二酸化炭素排出の削減が大きな問題になっています。大気中に含まれる二酸化炭素は、約0.04%にすぎません。この二酸化炭素が、なぜこれほど大きな問題になるのでしょうか?実は、二酸化炭素は大気の大部分を占める窒素(78%)、酸素(21%)、アルゴン(約0.9%)とは異なり、赤外線を吸収する性質があるのです。
 なぜ二酸化炭素は、このような性質をもつのでしょうか?他にも同じような性質をもつ分子はあるのでしょうか?特にどの波長の赤外線を吸収するのでしょうか?
 このような分子が赤外線を吸収する性質には、分子の構造と運動が密接に関係しています。赤外線に対して気体分子が示す特徴について、皆さんと一緒に分子の構造の立場から考えてみたいと思います。実験では、いろいろな気体分子の赤外線を吸収する性質の違いについて調べます。

<実施要項>
*参加者は12:40(時間厳守)に物理教室に来てください。
*参加生徒が履修している5,6,7時限の当該通常授業に対しては公欠扱いになります。
対象は高等部生徒ですが、中等部・高等部保護者も参加いただけます。また、中学生で参加を強く希望する人は直接土佐まで申し出てください。
参加希望者は申込み書に記入して理科研究室(w203)入口に設置している「SPP参加申し込み」のBoxに12月18日(火)までに入れてください。保護者の方も同様に下の申込書で申し込むか、土佐(理科)までお知らせください。

SPP(サイエンス・パートナーシップ゚・プロジェクト)「教育連携講座」案内 2007/11/20

 2007年度第1回、第2回は「地球温暖化?科学的根拠を考える」の2回シリーズとなっています。太陽から地球への、また地球から宇宙へのエネルギー収支を考えることからはじめて、原因とされているCO2がどのように温暖化に関係しているか、また温暖化への他の要因はどうなのか?を実験とともに検証します。第1回は、CO2が関係する身近な反応(光合成と呼吸)を例にとり、気体濃度測定の方法、化学機器分析の基礎について学びます。そして第2回では、実際にCO2が赤外線を吸収することを実験で確認します。第2回目(1月11日の予定)の内容については、改めて案内を配布します。

 このプロジェクトは、大学の実験室で使う高度な機器に触れ、大学院生の指導のもとでのグループ実験を行うなど、高校理科の授業では経験できない貴重な機会です。理科系志望の人は勿論、文科系志望の人にとっても、科学研究の考え方や手法に触れることは、視野を大きく広げる絶好の契機になると思います。高等部生徒が対象ですが、保護者の方々もご参加いただけます。また中等部保護者の方も参加いただいて、ご家庭での科学の話題としていただければ幸いです。参加はシリーズ両方が望ましいですが、どちらか一方だけでもかまいません。

第1回期日:12月4日(火)13:30〜15:30( ただし学園出発は12:40)
テーマ:「地球温暖化?科学的根拠を考える」―その1
講師:笠井俊夫先生(大阪大学大学院理学研究科教授)/ 石塚守 先生(大阪大学教育機器リノベーションセンター准教授)
概要:呼吸や光合成によるCO2濃度変化を実際に測定しながら、 科学的な検証方法の基礎となる化学分析法や真空実験について学びます。
場所:大阪大学教育機器リノベーションセンター

*生徒実験には大学院生などのTA(ティ−チング・アシスタント)がついて指導してくださいます。

笠井先生、石塚先生からのメッセージ
 6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6O2 + 6H2O
 この光合成反応は今日の地球温暖化の大きな原因物質のひとつであるCO2 を消費し酸素を放出する意味でも重要です。一方,光合成の逆反応は,「呼吸」すなわち糖質の酸化反応です.
 C6H12O6 + 6O2 → 6CO2 + 6H2O ΔG=-2823 kJ/mol
近代化学の祖と呼ばれているフランスの科学者ラボアジェは,「呼吸とは炭素と水素のおだやかな燃焼に過ぎず,ランプやろうそくが燃えるのと変わらない.こう考えれば,呼吸する動物は自分自身を燃やしている可燃物質といえる」と言っています.呼吸は動物のみならず植物も生きていくために不可欠な作用(化学反応)です.今回のSPP講義では呼吸することはどんなかことか?、どんな化学反応が起こっているのかを?実際に質量分析計を操作して確かめてもらいます。(ちなみに田中耕一氏は新しい質量分析計法(イオン化)の発見で2002年にノーベル化学賞を受賞しました。)教科書には、昼は光合成と呼吸活動が同時に進行しますが光合成活動が優勢でO2 が生成され、夜になると光合成は停止し呼吸のみとなると書かれています。呼吸活動だけを観察することができれば、O2 濃度が減少しCO2 が増加する様子がわかります。また、昼と夜とでは、植物においてCO2 とO2濃度時間変化は逆転するはずです。質量分析計を用いることでCO2とO2濃度を定量分析して検証します。また,質量分析に欠かせない,真空や電子,イオンに関する実験も行ないます.そして,そのような実験装置が大学で作られる現場,科学教育機器リノベーションセンターを見学します.

<実施要項>
*参加者は12:40にエントランス前に集合(時間厳守)してください。
*12:45にバスで学園を出発して大阪大学豊中キャンパスに移動します。15:30 終了後現地解散、希望者はバスで千里中央、北千里を経て学園までもどります。(学園帰着は16:00頃)
*参加生徒が履修している5,6,7時限の当該通常授業に対しては公欠扱いになります。

 対象は高等部生徒ですが中等部・高等部保護者も参加いただけます。また、中学生で参加を強く希望する人は直接土佐まで申し出てください。参加希望者は裏の申込み書に記入して理科研究室(w203)入口に設置している「SPP参加申し込み」のBoxに11月27日(火)までに入れてください。保護者の方も申込書で申し込むか、土佐(理科)までお知らせください。


関連サイト 独立行政法人科学技術振興機構の「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」

文部科学省-科学技術・理科大好きプラン