Interculture 94号 (2004年6月号) 抜粋
学園祭 Holiday Celebration/彩都Project 「色彩体温」/SPP「教育連携講座」 /卒業生教育実習で奮闘/英検1級に2名合格
★あたたかさ(わたしたちの学園)
大迫弘和
SIS校長
〈エピソード1〉
本校の生徒たちが『彩都』の里山で実施した『色彩体温』。詳細はこのインターカルチャーに12年生の加賀奈穂子さんが書いていますのでお読みください。
この『色彩体温』というプロジェクトでは学外の多くの方々が、本校の生徒を支えてくださいました。それぞれに優れた専門性を持たれたプロフェッショナルたちが。その中のお一人からいただいたメール。
「私自身、最後のフィナーレで加賀さんからあのような言葉をもらえるとは思ってもみませんでした。とても感激いたしました。
思い起こせば、彩都グループのみんなに出会ってからきらきらと光る瞳、いきいきとした表情にいつしか魅入られていました。仕事への義務感ではなく、彼ら、彼女たちが喜ぶ姿を楽しみに仕事をしてきたような気がします。
一方で、大人たちの世界も彼らはちゃんと見ているんですね。実は、当日、当方からお願いしたアンケートに加え、他の組織が作ってきたアンケートもあって、事前の調整不足で、アンケートが重なってしまったのです。しかし、両方の顔を立ててくれて、その両方の配布、回収を現地で臨機応変に対応くれました。大人顔負けです。感謝です。
こうしたことはほんの一端で、生徒さんたちみんな人を思いやる心に溢れています。
こうした生徒さんを導いてこられてきた大迫先生をはじめとする千里国際学園の先生方がとてもすばらしい教育を行ってこられたのだなと改めて感心いたしました。今後も、未来の学校プロジェクトは続いていきます。引き続き、千里国際学園の生徒さんたちと一緒に何かを作り上げるような取り組みをしていきたいと願っています。
PS. 実は、妻と子供たちも色彩体温に参加させてもらったのですが、妻はフィナーレの加賀さんの言葉で感涙し、子供たちからはお父さんの仕事っていいことをしてるんだねって言われました。思いもかけず大きな家族サービスができました。ありがとうございました。」
『色彩体温』のフィナーレで、本校の生徒たちはお世話になった方々へのお礼を忘れませんでした、生徒たちにとってはさもあたりまえのことであるかのように。
◇
〈エピソード2〉
先日の学校説明会でご回答いただいたアンケートの中から。
「『5つのリスペクト』、校長先生がこのお話をなさった時、私は涙が出そうになりました。何故なら以前私は千里国際学園の生徒さんにあたたかなおくりものを頂戴したからです。
今年の3月、0歳のベービーをつれながらもコーヒーを飲みたくなった私は北千里の『スターバックス』でコーヒーを飲んでいました。しかし0歳児は急に泣き出しカフェの店中に泣き声がひびきわたり、私はアセアセ!そんな時私の後ろから『ベロベロバー』とかわいいあやし声。それがSISの生徒さんだとは後の会話でわかりました。
たいていの場合、カフェの中で乳飲み子がさわぎ出すと『こんなところにベービーをつれてきて』と言いたげなヒナンの目や全くの無視のどちらかが多い中、ほがらかにさわやかに、その年齢にふさわしいあやし方でその場をあたたかくして下さったSISの生徒さん達に、この場を借りて『ありがとう』と伝えたいです。
この行いこそが『5つのリスペクト』が心にしみわたっている一つの現場だと私は思います。本当にありがとうございました。
そして私こそ彼女たちへのリスペクトの気持ちを伝えたいと思います。
もちろんベービーはさわやかな『ベロベロバー』によろこんで、すぐに泣きやみ、しばらく彼女達とあそんでいました。」
◇
〈エピソード3〉
最近SISのある保護者の方からいただいた素敵なことば。
「千里国際学園は『ほめる・励ます』の空気が充満しています。その空気を吸って、先生方の太陽の光を浴びて、親が水をあげて、子ども達はまっすぐに伸びますね!」
★学園祭 Holiday Celebration
学園祭前の1週間を飾る恒例の「不思議ウィーク」。5月24日(月)「色一色」、25日(火)「サングラス」、26日(水)「スポーツ」、27日(木)「帽子」、28日(金)「祭り」というテーマに合わせて、生徒・教職員がさまざまな衣装で盛り上がりました。5/29(土)の学園祭当日は、例年より一般公開の時間が短縮され、その分「後夜祭」の時間が長くなりました。心配された雨もたいしたことなく今年も無事に終了しました。
★彩都「色彩体温〜ColorCommunication〜」を終えて
加賀奈穂子
高等部3年
2004年5月1日。私たちが長い間描いてきた夢はついに、現実として見ることができました。そして、「色彩体温」という言葉どおりのイベントが出来た事は言うまでもありません。人々が持つ才能という色、心という色。何百種類もの色が彩都山に集まり、当日は120名の参加者と70名程のスタッフの「体温」によって、1つの、恐ろしくも美しい「色彩」が染まり広まったように感じました。毎日が新鮮だった彩都で感じた8ヶ月の想いをどうも上手く言葉にできないのが辛いのですが、ここで一番伝えたい事は彩都色彩体温に関わって下さった全ての方への感謝の気持ちです。このイベントの成功は、彩都への偉大な想いは、たくさんの方々の力強いサポートのおかげで出来たものだと思っています。有難うございました。そして笑顔も涙も分け合えた「仲間」の大切さや「夢」を実現させる時共に発揮する力の強さを教えて下さった先生方・卒業生をはじめSIS/OIS・IMI大学院メンバーの皆さん、長い間本当にお疲れ様でした。あの時、笹の音と共に浮かびあがった色彩を胸に、これからも共に活動を続けていけたら、と思います。どうぞ宜しくお願いします。
色彩体温メンバー:(12年)福地智幸、笠井正季、酒井春奈、曹千紘、白藤悠貴、南川朱生、佐野里佳子、立川奈央、辻建三、米田哲平、榎皆実、細谷花、高橋智彦、大竹美紗子、下久保嘉之、加賀奈穂子、谷畑雄一、時政令雄、バニヤンジェームズ、梅本友美。(11年)青木光理、朝倉理惠、崔賀英、渕口紗彩、南出希実、王麻美、林喜恵、牧野良、松岡優、柘植一乃、朽木夢、岩村春菜、柏原孝史、ヘイガンエリン。(10年)田中雅子、溝口智顕、奥村悠、朝倉千惠、福田浩平、井上裕子。(9年)田宮康裕、時政大雄、李智公、牧野壱、井口大喜、黒田克人、廣田佳代子、和田樹実。(8年)岩村果奈、村上さくら、荒井遥、タイヒューンレイモンド。(卒業生)鷲尾崇、野村岬、前野ケーティー、川喜田エドワード、賀茂良穂、長谷川千明、有本まり、左海知里、竹上貴之、等。
以下は、一部のメンバーの感想です
<12年>・彩都で活動してきたことの真の価値は自分の中で脈々と生き続けるのだという事に気付きました(榎皆実)・色んな人に会えた、大好きな仲間にあえた。学んだことたくさんあるけど何よりコレが幸せだった。(梅本友美)・悩んだり後悔したり様々なことがあったけれど、参加者の方々にとても喜んでもらえたりと、得た物があった。(米田哲平)・大変なことがいっぱいあったから余計最後は感動しました!(立川奈央)・当日は入り口の飾りつけや、チャーンさん(タイの出演者)の方の大遅刻で大慌てしていたこともまるで昨日の事のようです。(曹千紘)・イベント終了後たくさんの人の涙を見て改めて彩都の大きさを感じ言葉ではあらわせないほどの感動を覚えました。(時政レオ)・この彩都で必死に活動をしていた無垢の気持ちと仲間達を忘れません。(辻健三)・スタッフが一丸となり、豊かな自然を通じて参加者の方々に異文化体験の機会を与えることかできて光栄だった(バニヤンジェームズ)・この学校にいてもなかなかできない経験ができました(福地智幸)
<11年>・本番は自作の予定表や司会進行も無事進み、終ると同時に私の心は皆の温かさ、頼もしさ、優しさを感じ、胸いっぱいでした。(牧野良)・年齢、学校、立場をこえた人たちとの出会い、そして皆が協力し物事を作り上げていく、これこそが私たち彩都が目指す「未来の学校」だと思いました。(松岡優)・学校という殻が砕け社会への扉が彩都のおかげで開けたような気がしました。(王麻美)・準備中は、山での作業とテスト勉強の両立で体力的にきつかったけど当日参加者が楽しんでいる姿を見ると疲れもふっとんだ。(渕口紗彩)・当日は自分の思っていた通りに動かなかった事もあったが、今はこれらの失敗をし、乗り越えることによって成長できたと思います。(林喜恵)・イベント直前に彩都に入ったのに、当日は情報伝達や道案内、食事運びなどを回ることができ嬉しかった。(朽木夢)
<10年>・フィナーレでは、出演者による「音の会話」で参加者が皆立ち上がって聞き入ってくれた。メンバーの一員として誇り高く思いました。(井上裕子)・しっかりしていて頼れるリーダー達と、やる気にあふれたメンバー達で、それぞれの才能や力を活かして働いた準備期間が楽しかったです。(奥村悠)
<9年>・当日は不安と緊張で胸がバクバクドキドキしていたけれど、気がつけばお客さんと一緒に楽しんでいる自分を見つけた。(廣田佳代子)・彩都ばんざーい!楽しいだけじゃなく自分自身にいい経験になったと思う。(9年時政広雄)・イベントのために本当にたくさんの人が皆のために自分の時間をつかって働いていて凄いと思った。(和田樹実)
<8年>・来年も再来年もずっと彩都を続け皆と偉大な何かを作り出す時の感動を多くの人に知っていただけるよう頑張りたい(荒井遥)
<その他>・昨年の「五感回帰」と比べ規模も大きくなった「色彩体温」。言葉にできないとても大切なものをもらったような気がする。本当に有難う、そしてこれからも宜しく。(IMI大学院代表増井辰一郎)・山に色付けられる彩都の色彩が増えて、去年より格段に濃く広く鮮やかになっていました(SIS卒業生代表鷲尾崇)
★SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)「教育連携講座」 2004年度・全体計画のお知らせ
土佐礼子
SIS/SPP担当、理科
2004年度のSPP申請も今春無事採択されました。このプログラムは大阪大学大学院理学研究科が文部科学省の支援を受けて千里国際学園高等部と連携し、理科系、文科系を問わず多くの高校生徒の皆さんに科学・技術への興味と理解を深めてもらおうというものです。年度ごとに新たに計画書を提出し、審査を受けて採択が決定されることになっており、大阪大学理学部の先生方、教務事務の方々の多大なご尽力によって継続させていただいているプログラムです。昨年度の4回シリーズでは、毎回講義の内容に則したグループ実験をしながら、実感を伴う理解に繋げることができたと思います。
今年度も、前回シリーズの形態で更に広く発展した内容になっています。
基調テーマ 「自然と共生する新しい化学を実験する [U] : 生命と物質の化学的接点をさぐる」 として5回シリーズで、各回とも先生の授業のあと、生徒の皆さん自身によるグループ実験を行います。
「自然共生化学の創成」は、次世代の化学が人類社会に対して果たすべき役割を積極的に考えた、大阪大学独自の未来型研究・教育プロジェクトです。本連携講座では、このプロジェクトを実施している現場で日々研究に携わっておられる先生方の直接指導のもとに、新しい時代を担う皆さんに、理科、特に化学の本質的な意義は何であるかを、生徒実験を通してわかりやすく体験してもらい、実験の中から自らの知識と考えで、自然と共生する新しい化学に触れ、深い理解に繋げることを目指しています。
以下、各回のテーマと概要を紹介します。内容は以下のとおりですが、2回目以降の日程はおよそこのあたりということで、今後調整して確定後あらためてお知らせします。
*
1.地球上の生命体起源に関連する右手系、左手系分子の化学的性質:6月28日(月)13:30〜15:30 :今野巧教授
光学異生体分子とその生体適合性について学び、偏光計を自作して身近な分子(グルタミン酸やショ糖など)の旋光度を測定し、濃度を調べる。
2.自然界を探る放射性原子核の利用について:9月28日(火)13:30〜15:30<日程調整中>:篠原厚教授
放射性同位体の半減期を利用した年代測定や地球環境の研究やその歴史、更に医療への放射線利用について学び、身近な放射線の測定実験を行う。
3.DNA情報と遺伝子組み換え:10月29日(金)13:30〜15:30<日程調整中>:鈴木晋一郎教授
遺伝子組み換えをした多種のクローン生物が誕生しているが、これらは人工的な新しい生物であり、自然界と共生して生きていけるのか。また倫理的にはどうのかも考えながら、大腸菌や鶏、豚の肝臓の細胞から生命の基本となっているDNAを分離する実験を行う
。
4.計算機実験入門:12月13日(月)13:30〜15:30<日程調整中>:山口兆教授
DNA、タンパク質など生物由来物質の機能発現機構や酵素などによる生体反応機構の解明には計算機科学の知識が不可欠である。それらのメカニズム解明の理論的解明手法を学ぶため、簡単な計算モデルの組み立て方とプログラミングについて学習し、計算機実験を行う。
5.生命サイクルと時計反応・振動反応:1月25日(火)13:30〜15:30<日程調整中>:笠井俊夫教授
薬品を調製することからはじめて、ベルーゾフ・ジャボチンスキー型振動反応を実験し観測することで、体内時計のモデルや自己触媒反応がどのように、また、なぜ発現するのか学習し、自然界という複雑な開放系における化学反応を実験を通して理解する。
以上の実験講座はすべて、大阪大学大学院理学研究科の学生実験室及び関連実験施設において大学院修士学生の実験補助のもとに行います。
(注)上記の時間帯は、大阪大学での講義と実験の実質時間であり、学園からバスで移動のため、12:40に出発します。つまり、参加生徒は、5,6,7時限目がSPPのため公欠になります。
*
従来のSPP同様、上記各回とも実施の10日前頃に改めて詳しい案内と参加申込書を配布します。基本的に理科の関連クラスの生徒の必修以外に、その他の生徒(原則として高校生のみ)および保護者の参加は、余裕人数によって申し込み受け付け先着順になります。
保護者の方々へ: オブザーバーとして受講、生徒実験の見学をしていただけますが、万一の事故の際の保険の関係上、実験はできない場合があります。
中学生の皆さんへ: 科学の広い世界を知ってもらうために、SPPの案内状を配布しますが、参加は高校生になるまで待ってください。しかし、特に強い希望がある場合は直接、土佐まで相談にきてください。
なお、今までのSPPでご講義いただいた大阪大学の先生方から、本学園生徒の積極的で生きいきした受講姿勢に対して、大学生対象の授業とはまた違った、新鮮で楽しい時間であったとのコメントをいただいています。このプログラムがさらに充実して、高校・大学にとって相互の連携が深められ、科学を通して高校生の皆さんにさらに視野を広げてもらえることを願っています。
★卒業生教育実習で奮闘
萱原千洋
第7期卒業生、関西大学総合情報学部
5月17日から29日までの2週間、私のSIS高等部での教育実習が始まった。私が担当したクラスは主に3つ、そのうちの2クラスは授業を受け持ち、もうひとつは担任を務めた。私の担当した教科は「情報」で、これは情報化社会の中で必要とされるスキルや能力を養うことを目的とした科目だ。情報が教科として加わったのはごく最近のことで、実は私は高校時にこの教科を受講した経験はない。今回の教育実習を通してはじめて高校生を対象とした情報科の授業の東サ場狽知ることとなった。
実習期間中2つの授業を担当させて頂いた。このうちの一つは、実際にコンピュータを用いて情報を処理する実践形体の授業で、10年生を対象にエクセルの関数を用いた表計算、またその表からグラフを作成する課題に取り組むクラスを受け持った。実際に授業を行ってみて10年生にとっては多少実用性に欠け、また内容も難しかったように思えたが、彼らからは利便性については充分理解を得ることができ、また応用力も身についているように感じた。もう一方のクラスは9〜12年生を対象に、インターネット情報のメディアリテラシーについての講義の授業を行った。メディアリテラシーとは情報が氾濫する社会の中で、各情報の価値を見極める能力のことを指す。今回の授業では、書き手によってコントロールされたある事件の資料をもとに、事件の真相を生徒に推理してもらい、その後インターネットを用いて情報収集をして2つの情報を比較してもらい、情報の信憑性について考えてもらった。特に今回着目したのがインターネットの情報で、便利な情報媒介である反面、どのような特徴や危険性を持っているのかを学んだ。学校や家庭、あらゆるところで日常的に生徒がインターネットを活用するようになった今日、インターネットに関する基礎知識は重要視すべき項目としての授業に取り組んだ。最後の授業で彼らに感想を書いてもらったが、インターネットの情報を扱うにあたっての注意点はしっかりと認識できているようで、授業の意義を確認できた。これらの授業を実践するにあたり、私は常に生徒の印象に残る授業の展開を心がけた。私が受講した授業で今でも記憶に鮮明なものは、現在でも何らかの形で私に影響を与えつづけているからだ。今回の教育実習期間中に私の授業を受講してくれた生徒にとって、少しでも私の授業がそのような位置付けになっていると幸いだ。
11年1組。この実習期間中私の一日は、毎朝担任のクラスである彼ら全員の名前を呼ぶことから始まった。残念ながらこのクラスの授業を担当する機会はなかったが、彼らとは廊下でプライベートな立ち話をしたり、図書館で一緒に調べ物をしたり、学園祭準備の買い出しの帰りに唐ソよこれいと狽して遊んだ(遊んでもらった?)生徒もおり、彼らの学校生活に触れることが出来た。みんななぜか常に面白いことを考えており、発想や表現が非常に豊かで、またそれらを活かす能力があり、私は彼らの言動に毎度圧倒されていた。11−1のみんなへ、チヒロの生活は2週間毎日充実していました。お互いビックになったらまた会おうね。
今回の実習を通して、多くの先生方、学校のスタッフの方には授業のことだけに限らず、多くの面からアドバイスや、バックアップをしていただいた。特にハードなスケジュールの中、授業の指導教員をしていただいた合志智子先生、卒業後も変わらずお世話になっているクラス担任の田中守先生、このお二人には言葉に表現できないくらいあらゆる面で力になっていただいた。この場をかりてお世話になった全ての皆様にお礼を申しあげます、本当にありがとうございました。
岡田拓土
第6期卒業生、大阪工業大学工学部
主に担当させていただいた授業は12年生の化学でした。ちょうど大学で専攻しているところと同じ範囲だったので、その分さまざまな話を織り込んで授業をすることが出来たと思います。それでも「こうすればもっとわかりやすく説明できたかもしれない、こうしたほうがもっと面白く話せたかもしれない」などと考えることも多々あり、自分で納得のいく授業をすることはとても難しいと感じました。また、授業を見学させていただくたびに先生方の教える技術、話す技術の豊富さに驚かされました。ちょっとした会話の端々に授業内容の核心をつく質問をはさんだり、重要な内容は繰り返し教えるなど、さまざまな工夫がされていました。一つでも多くの技術を自分の授業に取り入れていきたいと思います。
生徒たちと過ごす時間は、なによりも楽しいものでした。はじめは生徒も私も少し戸惑っていましたが、時間がたつにつれて自然にコミュニケーションをとることが出来るようになりました。学園祭では7年3組のみんなと力を合わせてお店を成功させることが出来ました。難しいと感じることもありましたが、生徒はもちろん、私にとってもこの学園祭は一生の思い出になると思います。また、生徒たちは廊下を歩いているときやランチの時間にも挨拶をしたり、話しかけたりしてくれました。そういったちょっとしたことでも実習生の私にとっては大きな励みになりました。千里国際学園の生徒みんなに感謝したいと思います。
ひさしぶりに千里国際学園で過ごした3週間は、大学で過ごす3週間に比べるととても短く感じました。先生方の授業を見学し、自分の授業の準備をするといった毎日は、大学で教育法の授業を受けているよりも充実していました。生徒との接し方、授業のコツなどが少しずつわかってきたころで実習が終了してしまうことを残念に思います。もっともっと千里国際学園で生徒と共に学んでいきたい気持ちになります。しかし、教育実習の期間は1ヶ月あっても1年あっても短いと感じるかもしれません。なぜなら人に何かを教えるということはとても難しいことであり、教師は教師である限り常に何かを学び続けなければならないと思うからです。この3週間の実習で満足することなく千里国際学園での実習を糧とし、これからもより良い先生、より良い人間になるために頑張っていきたいと思います。
最後になりましたがお世話になった教職員の皆様、生徒の皆さんに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました!
有田 希
第7期卒業生、関西学院大学文学部
SIS、OISのみなさま、こんにちは。ついこの間、SIS社会科にて教育実習をやっていた有田です。SISで過ごした実習の日々がもはや夢のようなのですが、実習を経て自分の中で何かが変わっているので、夢ではないでしょう。
実習を終えておいて言うのもなんなのですが、私は当初、教育実習は行くけれど、教員になるのはちょっと…などと考えていました。「教える」ということなのがどういうことなのかよく分からなかったし、自分はどうも教員には向いてないと思っていたからです。しかしSISで教育実習やってみたいと一回生の頃から心に決めていたので、やってみなけりゃどうもならんと体当たりしてみました。
が、いざ始まってみると、実習はサバイバルでした。とにかくSISってパワフルでエネルギーあふれる学校なので、消極的だと吹き飛ばされそうになる、と再確認しました。習うより慣れろと言いますが、確かにそのとおり。実習前は、授業がちゃんとできるか、生徒との接し方を不安に思っていたんですが、そんなことで悩んでいる場合ではなかった…。教員に向いてるか云々より、とにかくやるしかない毎日だったように思います。
実習で得た最大のものは、「教育って何?」という疑問です。答じゃなくてまた疑問なのですが、生身の生徒と接してみて、実際に授業をしてみて、反省、発見、納得、色々あったのですが、結局はその疑問に戻ってしまうのです。たぶん、これからの生活でも影響してきそうです。実際、大学の授業を受けても「これは授業のネタになる」とか考えてるくらいなので(もしかしたら、実習ボケなだけかもしれません)。
それから、SISで教育実習ができたこと、これに感謝したいです。夢であったというのもありますが、この学校でなければ得られなかったことがたくさんありました。SISの生徒はとにかく活気があって、自分がある。特に、私が担当させてもらった授業のメンバーは意識の高い生徒たちばかりで、私も刺激を受けました。それだけに、授業の内容が至らないもので悔しいのですが…。実習が終わってからも、思い出しては暗くなっています。もっとできたのに、って。しんどいけれども楽しかった実習の中で唯一の心残りです。このように後悔できるのも、SISで実習をやったからでは?とも思います。生徒が積極的に授業に参加してくれたから、失敗もあって反省もできたので、悔しいけれど忘れられない思い出として残りました。
最後に、生徒みんなが教育実習生にやさしかったことに感激しています。実習の間付き合ってくれた君たちがいなければ、私はこんなに学ぶことはなかったと思います。ぎこちなくておかしな実習生だったと思うんですが、短い期間一緒に過ごせて楽しかったです。ありがとう!!
将来、教員になるかどうかは分かりません。未来はどう転ぶか分からないので。しかし、実習で得たものは、ずっと私の考えの中に残ることでしょう。こんな風に自分に影響するものだと思ってなかったのですが、やはり、教育実習に来てよかったと思います。
★<卒業生寄稿> 在校生の皆さんへ
金 恵栄
第6期卒業生
皆さん、こんにちは。「初めまして」の方ばかりですね、きっと。第6期卒業生の金恵栄です。まだOIA(SISの旧校名)だった頃の最後の卒業生になります。卒業後は筑波大学に進学し、現在は社会人2年目となります。
SISを卒業してからは大阪に来る機会がなかなかなかったのですが、縁あってか、配属が大阪になり4年ぶりに帰ってきました。先日久々に学校に行ってみたら、変わらない先生方の姿と見慣れない在校生の皆さんの様子に、なつかしいような、どこか淋しいような不思議な気持ちになりました。
今日は社会人になって自分が思っていることや、学校に通う皆さんにお伝えしたいことを書いてみようと思います。
私は現在、日本公文教育研究会というところで働いています。ビートルズの曲をバックに、たくさんの子どもたちが出てくるCMのKUMONです。どんな仕事をしているかというと、主には「地区担当」として担当している教室がある地域の発展を教室の先生方と一緒に考えたり、地域合同での取り組みを企画したりしています。KUMONの大きなビジョンは、「教育を通じた世界平和の実現」です。現在、KUMONは世界の43カ国で、約350万人の子どもたちが学習してるのですが、その子どもたちに最も身につけてほしいと考えているのが、「自分から学習」する力です。自ら課題を見つけだし、新たなことに挑戦する自信を身につけ、自分だけでなく周りの人々のために何かをしようと思える子どもたちを育てていきたい、そう願っています。
KUMONってプリントをやる塾でしょ?と思っている人たちにとっては、KUMONのこの大きな夢は意外に聞こえるかもしれません。しかし、皆本気で、このことを実現しようと日々仕事に励んでいます。
私の夢は、世界中の子どもたちが、笑顔で「この世に生まれてきてよかった」と思える人生を送られる世界を実現することです。この世で生まれたことを親に感謝し、自分だけでなく、共に生きる周囲の人々の幸せを願ったり、遠く離れた人々と夢を語り合える、そんな世界を実現したいと思っています。
人は、自分の親や生まれてくる国を選べません。だからこそ、いつ、どこで生まれたとしても「生まれて来れてよかった」と思える人生を送れる世の中にしたいのです。
私が、こんな風に思うようになったのは、やはり千里国際学園で過ごした日々が原点になっています。学校に通っている間、いつもそんなことばかり考えていた訳ではありませんが、授業を通して、また日々の何気ない友達や、先生方との会話を通して、普通の生活の中で自然とそのような考えを持つようになったと思います。
千里国際学園は一人一人の違いを尊重してくれます。一人一人の自由とその自由に伴う責任を尊重してくれます。私は中学2年の時に韓国から編入して学校に入りましたが、学校に通い始めた時の最初の印象として「一人一人違っていいんだ」という、今思えば当たり前のことをすごく新鮮に感じたのをよく覚えています。
「一人一人の違いを認め、大切にすること」。それは人と共に生きる中で最も基本であり、最も大切なことです。それができないから、憎しみあったり、戦争が起きるのだと思うのです。
皆さんにお伝えしたいことは、素晴らしい環境に今、自分がいるということを忘れないでほしいということです。最初のうちは新鮮だったことも、いつの間にか当たり前になり、感謝の気持ちを忘れがちになります。私自身もそうでした。いつの間にか、学校に行くことも、授業を受けることも、友達と話をしていることも、当たり前のこと、いつでもできることのように感じながら日々を過ごしていました。
しかし卒業し、大学へ行き、就職をして改めて千里国際学園で過ごした日々を思い起こしてみると、自分の価値観の原点がそこにあることに気づかされます。
だからこそ、1日1日を大切にしてほしいと思います。大切にするということは、思いっきり楽しむことでもあると思います。何かやってみよう、何か変わろう、そう思った時に、受け入れてくれる環境がSISにはあります。
自分の可能性をSISという場を活用して、限りなく広げていってほしいと思います。卒業した時に、在学していた時間の意味がどれだけ深く濃いものになるかは、皆さん自身の活かし方次第であることを感じて、毎日を過ごしてもらえたらなと思います。
何だか熱っぽく語ってしまいましたが・・・。
公文の創始者である公文公(そうなんです、公文は、公文さんという人が作ったから「公文式」になったんです)はたくさんの言葉を残したのですが、その中で私が好きな言葉の一つに「もっといいものは必ずある」というのがあります。
もっといいものは必ずある。千里国際学園は素晴らしい学校です。でも、もっと素晴らしくなれる。それは、皆さん一人一人が学校の主役になって、可能性を広げていくことで実現します。
この学園と、そこに関わる全ての人々がこれからもずっと発展し続けること、それが学園に関わる全ての人々の元気の源になると思います。
どうか毎日を大切に、そして思いっきり楽しみながら過ごして下さい!!
★バイリンガリズム通信
授業「バイリンガリズム」よりB
井藤真由美
英語科
前号と今号で、冬学期の授業「バイリンガリズム」で「バイリンガリズムと社会」について考察した折に受講生たちが書いたエッセイを紹介させてもらっています。前号では、今世界でどのようなバイリンガル(マルチリンガル)環境があるのか、という現状についてのリサーチをした人のエッセイを紹介しました。今号では、クレオール言語について、または、絶滅の危機にある言語の保持についてのレポートを紹介します。
ます、クレオールについて簡単に説明しましょう。二つのグループ(外部から来た貿易商人などと、現地の人)が接触したとき、どちらも相手の言語を知らず、また、共通の言語を持たない場合、それでもコミュニケーションをとろうとすると、お互いの言語の一部をとって簡易な言語らしきものを作り意思疎通しようとすることがあり、これはピジョン言語と呼ばれています。そして、このピジョン言語がその土地の言葉として根付き、世代を経て母語となったものをクレオール言語といいます。ピジョン言語はあくまでも一時的な目的のために作られるものですから普通の言語よりはるかに簡略化された形であるものですが、それを次の世代が母語として習得していくにつれ、人間に備わった言語の能力で複雑な文法構造を付け加えていき、自然言語に近いクレオールへと進化していくわけです。
* 藤本由紀枝さんは、シンガーポールの言語『シングリッシュ』についてリサーチしました。シングリッシュとはシンガポールで話されている英語のことで、さまざまな民族語と溶け合ってシンガポール全体の共通英語として定着している言語です。1980年代にはシングリッシュの正当性が広く認識されており、シンガポールの『公用語』であるとまで言われていましたが、2000年4月に大統領が粘peak Good English狽ニいうキャンペーンをうちたて、国民が標準英語を話すように、と強い規制をかけ始めました。藤本さんはシングリッシュの特徴と、2000年のこのキャンペーン以降のシンガポールの様子をレポートしてくれています。
* 前野ケーティーさんは在日韓国人、朝鮮人の人たちの話す韓国、朝鮮語の特徴についてリサーチしました。これは、クレオール言語という定義には当てはまらないかとは思いますが、在日韓国、朝鮮人として2世、3世、と世代を経るに伴い、その使用単語、発音、が日本語の影響を受けて変遷している様を多くの具体例を持って言語学的に解説してくれており、とても興味深いレポートとなりました。
絶滅の危機にある言語について、それを守るにはどのような方策があるのだろうか、ということについては授業でも取り上げ、自分の母語が絶滅の危機に瀕したらどのような政策をとるか、ということをシミュレーションしたりしましたが、社会学分野のリサーチペーパーでもさらにこの分野について調べた人がいましたので紹介します。
* コーク太郎君はウェールズの言語、ウェルシュについて調べました。ウェルシュはケルト語に属するもので、ゲルマン語派の英語とは言語的な類似点は極めて少ない言語です。現在ウェールズでは英語とウェルシュが公用語となっています。過去200年でウェルシュを話す人口は急激に減り一時は絶滅の危機にあるとされていましたが1990年より学校での使用言語とされるようにもなり、テレビ、新聞などのメディア媒体もできたことで話者は増え、現在ウェールズ人口の20%以上となっています。教育とメディアの効果の大きいことがわかります。また、ウェールズでの政策が成功を見たのは、言語の復興にあたり民族としてのアイデンティティーに重点を置いていたことも大きな要素でしょう。
* 宮本昌広君は修学旅行で訪れたアイヌ村で考えたことを元に、さらにリサーチを加え、アイヌ語の復興についてレポートしました。約130年前に日本政府に併合されて以来、アイヌの人々は同化政策にさらされ、保護運動も行われてはきましたが、アイヌ語話者の数は激減しています。1997年にアイヌ文化法ができ、アイヌ語教室、ラジオ講座、アイヌ語弁論大会、など活発な運動が見られる反面、話者の減少を食い止めるのは難しいというのが、悲しいけれど現状のようです。
2003年度冬学期の授業『バイリンガリズム』からの報告を3回にわたってお届けしましたが今回を持って終了します。バイリンガル、ということを様々な角度から考える授業ですので、このレポートを、授業をとっていない人にとっても今までと違った角度からバイリンガルについて考えるきっかけとしていただけたなら幸いです。
この記事を書きながら、言語と文化、アイデンティティー、の関連の深さと重さについて思いをはせていたところ、北朝鮮に拉致された被害者家族の子供たちが日本に帰国される、というニュースが入りました。『帰国』とはいえ、当の本人たちにとっては異国。ましてや敵国と教えられてきた外国が自分の母国であったとは、その複雑な思いはどれほどかと想像するのは難しいです。ゆっくりと日本になじまれ、日本文化と日本の言葉を吸収し、バイリンガル、バイカルチュラルな人として安心して過ごせる環境が整うようにと願っています。
★学年だより
●中等部1年生
成長のあとがうかがえます
中尾直子
2組担任・保健体育科
この原稿を書いているのは学園祭1週間前です。7年生でも各クラスさまざまな取り組みがなされていますが、果たしてうまくいったのでしょうか。7年生にとって、アセンブリや、MMTVでみる高校生はほとんどおとなにみえるでしょう。そんな中に混じっての最大の学校行事、学園祭でした。各クラスで店係、備品係、美化係、デコレーション係をやってくれた人は、各種の係を取り仕切っている上級生、活発に意見を出す先輩たちの姿にみとれ、クラス内での係を引き受けた人は意見をまとめるのに苦労し、そのまわりでいろいろと作業をした人はそれなりにきっと多くのことが学べたのではないでしょうか。
彼らは、入学当初から比べると、ほんとうに成長のあとがうかがえます。小学校のときのようにチャイムに縛られるわけでなく時間を自分で管理し、宿題や持ち物もそれぞれの先生からの指示を自ら記録しています。千里国際学園でのスタートは順調といえると思います。
多くの7年生とその保護者の方は、これから初めて迎える2ヶ月もの長い夏休みに戸惑っていらっしゃるかもしれません。ホームルームの活動で一応指導は致しますが、基本的に、お子さんが学校の一員から家庭の一員に戻る時期として捉えていただければ、と考えております。時間割に沿っておこなわれる学校生活ではできないことに挑戦しましょう。
●中等部2年生
新鮮な喜び
松島 勇
1組担任、国語科
娘がついに歩き出しました。まだヨチヨチ歩きですが、部屋の中を一周できる様になりました。本人はとても嬉しいらしく、いかにも楽しげに手を振りながら歩いてきます。途中でしりもちをついてもニコニコしています。「這えば立て、立てば歩けの親心」といいますが、僕としてはハイハイだけでも充分で、しばらくはこのままでいてくれないかなとも思っていました。でも、本人は常に進歩を目指して絶え間ない努力を積んでいます。つかまり立ちができるようになってからは、一所懸命に立ち上がる練習をしていました。一瞬でも立ち上がることができるととても嬉しいらしくそれを励みに何度も何度も繰り返していました。ある時など、20分近くも立ち上がりの練習をがんばっていたこともあります。そして、最初はほんの一瞬だったのが、5秒、10秒と長くなっていきました。少しでも、前よりも長く立てると、嬉しそうにこちらを見ます。僕たちが手をたたいて誉めると喜んで練習に励みます。そして、30秒ぐらい静止できるようになったころから、歩くことに挑戦を始めました。壁を伝って歩いたり、椅子につかまったりしながら、歩行練習を積み重ね、気がついたら、つかまらずに、足を踏み出せるようになっていました。そして1歩が2歩、2歩が3歩と日に日に増えていってます。
娘を見ていて、自分もこんなふうであったのかなと思います。はじめはハイハイすらできなかったのが、一生懸命にがんばって、ハイハイ、立ち上がり、ヨチヨチとできるようになっていったのでしょう。そして、今までできなかったことができるようになったその一つ一つの瞬間に新鮮な、心の底からの喜びがあったのだろうと思います。赤ちゃんのときから少しずつ成長していく中で、今まで知らなかったことを知った時、できなかったことができるようになった時には感動があったはずです。でも、できることが当たり前になっていく中で、感動がなくなってしまったのでしょう。子どもを見ていると、そうした感動を思い出す機会が得られます。これが最近知った喜びです。
●中等部3年生
Thanks for hard work on School Fest.
Frances Namba
9-2 HR Teacher, English
It's good to see that most students have settled smoothly and comfortably into their new homerooms and schedules. One of the main comments I hear from students is that the workload in grade 9 is suddenly much heavier than before. This being the case, it is important to learn to manage your time wisely. Get into a routine of studying regularly - plan your homework schedule carefully and don't leave it all to the last minute. With careful planning you shouldn't have to stay up studying until the early hours of the morning - make a good night's sleep a part of your routine too!
Of course, the big event this trimester is the school festival. I've been impressed with everyone's commitment and enthusiasm and it's nice to see students co-operating on their class projects. Grade 9 students have come up with the following creative ideas:
9-1 are rolling all your favorite movies into one unique film, starring, of
course, the talented 9-1 students.
9-2 want to surprise you with their April Food - it looks like takoyaki
but.........
9-3 will give you the thrill of your life in their unique virtual reality ride.
Thanks to everyone for all their hard work on this event.
With time passing so quickly, many people are already making their plans for the long summer vacation. Many of you will be travelling abroad and going on camps. Make the most of this time to relax, enjoy and above all, to experience as many new things as you can. The American writer, Oliver Wendell Holmes said:
"A mind that is stretched by a new experience can never go back to its old dimensions."
It's important that you, too, make the most of all the opportunities school and the summer break have to offer. Use your time wisely to stretch your mind, gain new knowledge and see things from different perspectives.
●高等部1年生
3つの約束
山本靖子
2組担任、英語科
今年縁あってこの学年を始めて担任することになりました。教科として教えるのもかなり久しぶりのことだったので(なんて見上げる生徒の数が増えたことでしょう!)、さあどんな学年だろうと期待と不安の気持ちでいっぱいのスタートだったのですが、ホームルームだけでなく、学年の集まり、そして英語のクラス、すべてを通じて、1つとても感心したことがあります。それは5クラス86人の大所帯でさえも話を聞くべき時はしっかり聞くことができるということです。その辺のところを以前から担任をされている先生方に伺うとなるほどと思うことがありました。その秘訣がタイトルにもして、各教室にも貼っている以下の3つの約束(?)にあるようなのです。
Think: when to listen to
when to speak to class
when to speak to friends
つまり、「いつ聞くべきか、いつクラスで発言すべきか、いつ友達と話すべきかをしっかり考えよう」ということで、これをしっかりできるようにするというのが去年の学年としての目標だと伺いました。この学校では10年生というのは中だるみの時期で気が抜けやすい時期とも言われますが、今までのところおおむねいい評価を担当の先生から頂いているのは、この精神が根付いてきているのも大きな理由ではないかと思います。さて、そして、今年度の目標もこの3つのことがしっかりできることです。この3つを大事にして、一番いろんなことにチャレンジができる10年生、たくさん学んで、たくさん体を動かして、たくさんリーダーシップをとって、たくさん語って、たくさんぶつかって、たくさん泣いて笑って、ひとときひとときを大切にすごしてほしいと思います。さあ、まず、そのスタートは、間近に迫った学園祭。真新しいクラスでの初めてのジョイントベンチャーです。新10年生としてどんな新しい姿を見せてくれるのでしょうか。お手並拝見です。
●高等部2年生
Looking Forward
Jane Shepherd
11-2 HR Teache, English
At this year’s school festival the Grade 11 ‘Food Hall’ was a mighty success. Those lucky enough to get there in time to savour the mouth-watering delights all agreed that the atmosphere and menus were truly in keeping with a summer festival. All of you who took an active part in the preparation process and worked so hard to ensure the day went smoothly should feel proud of your achievement. In particular, I’d like to point out that 11-2 managed to chop 20kg of onions without the slightest moan, groan and only a few tears. You have impressed your Homeroom teachers with your effective teamwork, minimal fuss and positive attitude to the whole day.
In the midst of festival preparations, our Grade Trip Committee has also been working hard to collect everyone’s ideas and opinions and start planning for The Trip (Spring 2005). The committee’s first challenges have been to establish a realistic plan of their tasks for the year ahead and communicate quickly and clearly with students and parents. In spite of the pressures of homework, clubs and other school and personal commitments the committee has shown great dedication. We’ve all seen how much time and energy is being spent on planning a rewarding experience for all of us, so what can we do to support those students who have willingly taken on this responsibility? Well, we can start by giving them our enthusiasm, ideas and support for their leadership.
All this talk of organization and planning brings me to the topic on everyone’s mind at this stage in the trimester ? the summer. In just a few weeks we will all have two months ahead of us to spend as we wish. Many of you have already told me how much you are looking forward to joining a school camp, studying or visiting friends abroad, holidaying with family or gaining work experience. Some of you have also mentioned how you plan to find out more about University courses, read a lot, learn something new or go on train or cycling adventures around Japan. The holiday is long enough to do so many things, but to use the time effectively takes thought and planning. Just think about how much time is being spent planning the Grade Trip, which will only last a few days.
Before we break-up for the summer your Homeroom teachers will be talking to you individually about your plans. We will be asking you if you have a clear idea what you want to do this summer, and also what you want to get from the rest of your time at SIS. For those of you who have often said how busy you are, and how it’s sometimes difficult to juggle the variety of commitments you have, this is an opportunity to spend some time making plans. Taking a fresh look at your daily routine might be a good place to start. Are you always on time for SHR and lessons? What would you like to do better, or differently? This might mean giving yourself enough time to get the train or bus so you don’t have to rush, spending time reading a newspaper of magazine in the library, taking part in HR discussions or listening to others opinions more. Whatever your goals are, make sure you’re working towards them every day.
Have a great holiday!
●高等部3年生
最後のたより
土佐礼子
4組担任、理科
(注意)以下の文章の○に正しい漢字を入れながら読んでください。正解はこのあとにあります。
12年生になったみなさんに私がこうして「学年だより」を書く機会も最後でしょう。思い返せば5年前の4月、まだ小学生の尻尾を残したままこの学園の中学1年生として入学したあなた達は、右も左も分からない状態でした。(私は今も、右も左も上も下も分かりません。)その時私は「ゆっくり時間をかけて学んでいきましょう」と言った筈ですが(もっともそんなことを憶えている人はいないでしょう。私もそう言ったかどうか定かではありません。)その師の教えに背き、毎年いろんなことに忙しくチャレンジして、みんな年々どんどん成長してしまいました。そしてなんということか、下手をすると来年の今ごろは大学生と呼ばれているかも知れないのです。怖いことです(オット、時の経つ早さのことですヨ、もちろん)。
昔は先生の指示に「ハイッ」とか無言・・で従っていた人も、今では自己○○(*1)し、へ理屈を捏ね、その上「先生、今朝はMMTVですヨ!」とMMの意味が全くわかっていない教師に指図するまでになりました。また、「今日のLHRはとりあえず教室に集まってから・・」と言う曖昧な教師の朝の伝達は聞き流して、○機○変に互いに連絡してカフェテリアでさっさと学年会を進行していることもありました。独り取り残された私は、2Fの誰もいないHR教室から3Fの教室前の廊下へ行き、誰もいないので3Fの会議室へ行き、又また誰もいないので最後にカフェテリア、と校内を上下一周した挙句やっと皆が真剣に話し合っているところへ、そんな苦労を顔に出さずさりげなく入っていったことが何度あったか。
この学年は中学では野島先生、高等部では井藤先生という素晴らしい先生方が学年主任をしていただいている恵まれた学年です。従って私は敢えて、世の中の大人にもいろいろいるんだよ、という○面教師(*2)という適役を務めてきました。しかし何を隠そう、本当は総てを計算に入れ深い配慮をしながら、いつもぼんやりと頼りない振りをして、「こんな教師に頼っていたらヤバイ・・」と危機意識を刺激するという高等テクニックで生徒の自立心を喚起してきたのです。その賜物で皆は自主性に溢れ、何事も自ら率先して考え、行動する素晴らしい青年に成長しました。学年旅行、そして学園祭も、○余○折(*3)を経ながらも学年全体での話し合いと組織力、お互いを思いやる気持ちはこれ以上のものはないと言って過言ではないでしょう。この能力を今後はさらに広い社会でも発揮していって欲しいものです。そしてそのころにはすっかり年寄りになっているかつての恩師の蔭の苦労を思い出して欲しい・・・。学年旅行で捻挫して付き添われ教員になった間抜けな付き添い教員を、きっと皆さんは後々まで忘れないでしょう。このように自ら身を呈して敬老精神の大切さをも教えたのです。これも偉大な教師の○謀○慮(*4)であることを声を大にして訴えたい(誰も認識していないようだから)。
さらに私はこの歳になっても、人間としての幅を広げるために、もって生まれた謙虚で○真面目(*5)な性格を打ち破るべく努力をしているのです。このように、いくつになっても精進し続ける教師に薫陶を受けた皆さんはなんと幸運でありましょう。全くそう思えないあなた、何年後かにはその有難さを理解できるように成長して欲しいと思います。ず〜と理解できないまま終わる不幸な人にならないよう。どんなにつまらなく思える事物や人からも、他○之○(*6)として自らを磨いていける人になって欲しいものです。
―――「笑う哲学者」土屋賢二氏に毒されている「笑われる物理教師」より。
答え:解説
(*1)自己主張:自己顕示や自己弁護でなく、むしろ自己反省して欲しいものです
(*2)反面教師:仮面教師ではありません。ひょっとしたら仮免教師かも
(*3)紆余曲折:問答無用
(*4)深謀遠慮:辛抱遠慮はいつもの私です。ここでは陰謀策略と同意語
(*5)生真面目:不真面目または非真面目でも部分点をあげます
(*6)他山之石:他人之噂ではありません
★私の留学体験
フィリピン留学体験
津田仙純
高等部3年
留学と言えば、アメリカやイギリスやオーストラリアなどの国へ行く人が多いが、僕は母の国でもあるフィリピンへ10ヶ月間行った。僕の留学が決まったのは、出発のわずか2ヶ月ほど前で、高二も終わり高三になる前の春休みに突然決まった話だった。前から母の国のことをもっと知りたいと思ってたので、親にフィリピンに留学してみないかと言われ、このチャンスを無駄にしたくなかったのもあり、高三で留学をすることにはとても迷ったけれど、留学することにした。出発前は同級生と高校最後の一年を一緒に過ごし、一緒に卒業できないと思ったときは寂しかったが、フィリピンで色々日本では学べないことを学べるチャンスだと思うだけで、とても楽しみになった。
出発したのが5月の29日で、向こうの学校は6月の中旬に始まったのでフィリピンでの最初の2週間はフィリピンでも田舎で貧しい所で過ごした。そしてまちにまった学校が始まった。僕が通った学校は De La Salle Santiago Zobelという学校で、フィリピンでも有名な学校だ。シニアの学年に入ったのでみんなも大学受験勉強で忙しいからあまり僕みたいな留学生にかまってくれないだろうと思っていたが、みなやさしくて楽しい人だったので、すぐ向こうの生活に慣れることができた。学校は朝の8時にホームルームが始まるが、そのまえに国歌斉唱やお祈りなどがあり7時半には学校に着いていないとだめだった。そして、3時間授業があり、30分間の休み時間。また2時間授業があって45分のランチで、そして最後に2時間。学校が4時に終わる。最初はきつきつのスケジュールには、千里国際出身の僕にはとても苦に感じたが、時が立つにつれ苦とも感じなくなった。僕のイメージでは、フィリピンの学校はアメリカの学校や千里国際みたいな「自由」な学校だと思っていたが、実際日本の公立の学校みたいで校則などがとても厳しかった。授業はフィリピノ語以外のクラスはすべて英語だったのでついていけたし、そのおかげで僕の英語力もかなり上がったと思う。クラブはサッカー部と野球部に入った。サッカー部では地区リーグを優勝するなど、クラブはとても楽しかったし、クラブのおかげで別の学年の友達もいっぱいできた。学校外でも、休日は友達とバスケットボールをしたり、映画を見に行ったり、教会にいったりしていた。フィリピンでの10ヶ月間は学校の勉強などで忙しく、あまりフィリピン全体をまわる時間がなかったが、マニラ周辺だけでも色々まわるだけでも楽しめたし、歴史のある場所などもいけて、学校では学べない「フィリピン」を体験できた。
日本人とフィリピン人のダブルでもある僕なのに、日本やアメリカのことを知っててもフィリピンのことは何もしらなかった。だが今回のフィリピン留学で、少しは自分にフィリピンの血が流れていることに誇りに思えるようになれたと思う。留学中にはお婆の死や友達の交通事故での死など悲しいことも起こったが、その悲しみ以上に楽しめた。行く前は先生方や親に迷惑をかけたが、お世話になり感謝している。フィリピンで学んだことをフルにいかし、これからも将来に役に立てたいと思う。
ドイツ再体験
浅芝理人
高等部1年
僕は2003年3月からこの3月まで1年間、父の出張のため、ドイツに両親と行ってきました。ドイツに1年間滞在するのはこれが4回目で、短期滞在も含めると、通算8回目のドイツ行きでした。
僕たちが住んだのは、ドイツの北部にあるビーレフェルトという、ドイツの大都市の中では一番小さい街です。いままでに何回も住んだ小さい(村のような)町の近くにある都市なので、よく知っていましたし、学校もビーレフェルト市内にある、以前通っていた所でしたから、極端に心配することはありませんでした。また、向こうには11年前からの知り合いや友達もたくさんいて、みんな僕たちとの再会を待ってくれていました。僕たちにとっては2000年の夏からほぼ2年半ぶり、久しぶりのドイツとなりました。そんなわけでドイツのあの街は、僕にとってとても身近で懐かしく、第二の故郷のような所です。出国の時はやはり不安がつきまといましたが、行ってしまえばすぐに慣れることができました。
学校は楽しかったけれど、らくではありませんでした。僕は今まで、ドイツに行ったり日本へ帰ったりしていたので、ドイツ語を覚えては忘れる、ということを何度も繰り返してきました。そのようなレベルのドイツ語力で、ドイツ語での授業についていくのは大変です。学校はたいてい午後1時半までしかなく、家も遠くないというのに、帰宅して昼食を食べたらどうしても、ベッドに倒れ込んで寝てしまう毎日でした。それでも勉強の内容は非常に興味深い事ばかりで、ああ、これが日本語だったらなあ・・・と、ずっと思っていました。例えば、地学では地球史&鉱山博物館に行き、かつて鉄鉱採掘所だった、地下1kmの所まで歩いて下りました。初めての体験でした。ドイツ語の授業ではドイツの2大作家、ゲーテとシラーが長く住んでいた文学の町、ヴァイマールへ行きました。その際、この2人について学習したほかに、途中立ち寄った村ブーヘンヴァルトでは、かつてのナチスドイツ軍の、捕虜強制収容所跡を見学しました。そこでは、あまりにも生々しい戦争の悲劇を痛いほど実感し、大きなショックを受けました。このような勉強をしたことは、二度と忘れないでしょう。しかし、こんなときのドイツ語の説明も先生のお話も、理解できなかったことが多かったのです。
さて、平日学校のあるときは、しんどい日々が続きましたが、週末は楽しく過ごしました。よく両親と、知り合いや友達の家に遊びにいきました。夏には、知人の家のお庭で、みんなでお昼寝をしたり、ゲームをしたり。秋や冬には、家の中でいろんなお話しをしたり・・・。季節ごとに違う楽しみ方があり、自然と共に四季を感じることができました。そして、お呼ばれをするとたいてい、手作りケーキなどのお菓子をたくさんごちそうになりました。
それから夏休みも素晴らしかったです。夏休みは6週間で、多くの人が休暇に出かけます。クルマに荷物を満載して出かける人が多いのですが、僕たちも北海の海辺の町で2週間の休暇を過ごしました。先生や知人から、「休暇中は勉強するんじゃないよ。」と言われて驚きましたが、ドイツ人というのはそういう人たちです。のんびりゆっくり、したいことを楽しむのが休暇ですから、これが本当なのかもしれません。そこで僕も、その2週間はできるだけゆっくりしました。堤防の上を散歩したり船で遠い島まで遠足に行ったり、1日40kmの自転車旅行を3度したり、いい夏でした。このようなところで何か新しい発見をすることも、大切な学習になるのではないでしょうか。このように余裕のある中でいろいろ物事について考えるのはとても大事です。人間はゆとりがあるかないかで大きく変わるということを、今回は改めてよく分かりました。
こうして、クリスマスもお正月も過ぎ、恐ろしいはやさで1年は過ぎてしまいました。今回は自分も前より大きくなっていたので、また新しい目でドイツを見ることができました。また、僕の目的であった、たくさんのヨーロッパ車を研究することもできて、嬉しかったです。全く違う自動車文化を持つ国でもありますから。
そして本当はもっとたくさんしたいことがあったのに、そのためには残念ながら随分と短い1年でした。しかし、行った価値は十二分にあったと思います。行かなかったら、自分の判断や見解もまた違っていたはずです。ドイツと日本の違いも感じられたところで、より新鮮な気持ちで日本での生活も再開できたのだと思います。未だに僕は、SISの授業で、先生のおっしゃっていることを自分が全部理解できるというのが信じられません。日本語の世界にいられる有難みを、強く感じています。
今度も僕は思い出という、自分へのお土産を持って帰ることができました。このように、自分で満足できる滞在が何よりであるのは、いうまでもないことでしょう。今回ドイツに行かれた、こんなに素晴らしい機会に、感謝しています。
★HFL3 環境にやさしいプロジェクト 2003冬
寺尾一実
高等部1年
2003年度冬学期の環境にやさしいプロジェクトは、森を救おう!がテーマでした。リーダーの菅江みづほを中心に、副リーダーの田中亮祐、書記(ホワイトボード)中村陽香、書記(ノート)の寺尾一実とその他20名で頑張りました。
プロジェクトの最終目的は「子供の森」への募金に決定しました。「子供の森」計画とは、1991年からOISCA(民間の国際協力団体、NGO)が始めた計画。世界中の学校の子供達(主にアジア)が募金活動をし、森林を伐採された場所に新たに森をつくる計画です。最初は、「お金に執着したくないから、募金は嫌だ」等の意見もありましたが、この計画を知り、集まったお金が植林につかわれ、その上、支援先から報告メールが来ることを知り、私たちも充実感を味わうことができるということで、全会一致で決定しました。地域は、パプアニューギニアのニューブリテン島とその周辺の島々です。他にも、タイ・フィジーなどいろんな国があります。いろんな方が協力してくださっているようで、びっくりしました。
この募金のため、どのようにしてお金を集めるかというのに、二時間ほど話し合いました。色々な意見が出た中、「何でも屋」というのがあり、洗車から、掃除、肩もみ、何でもしますというのが私たちの仕事になりました。学校の外にもチラシを配り、募集するつもりでしたが全くなく、身内だけで行うことになりました。やはり、一番多かったのは洗車でしたが、研究室の掃除(先生方は忙しいようで・・)、200本近くあるビデオテープの整理、バンドの楽譜の整理など、色々しました。ちなみにお金のほうはクラスで「お気持ち」としてもらおうと決めたので、先生達からはお気持ちをもらいましたが、最終的に25000円集まりました。皆様、ご協力有難うございました。
「子供の森」計画の資金集めと並行し、生ゴミを肥料にしようというのをやりました。生ゴミは、カフェからもらい少しでもゴミを減らし、役に立てるつもりでしたが、頼み忘れたり、時間がなかったり、色々あったので、私の家が営むコンビニで賞味期限切れになった商品を持っていきました。副リーダーの田中亮祐君が、専用のバケツとEMボカシー(肥料を発酵させるのに必要な粉のようなもの。米ぬか・糖蜜・竹酢液等を使っている)を買って来てくれて、その中で着々と肥料になっていく予定でした。しかし、どこで転んだのか、上手くいきませんでした。それと同時に牛乳パックでもやってみようというアイデアもあったので、そちらもやっていました。こちらのほうは、上手くいったようで(?)土に埋めてあげようということになりました。
最終日に、皆様に報告ということで、プレゼンをしました.プレゼン係は図書館とHFLのクラスを往復しながら調査した結果をクラスに発表することです。調査内容は「環境にやさしいプロジェクト」というこの授業の内容として、梼q供の森計画狽ノついて調査しました。私たちはこのプロジェクトに募金するために、「何でも屋さん」を結成しました。クラスの皆と多数の親に来てもらい横山可奈さんと奥村悠さんが発表してくれました。皆は熱心に私たちの発表を聞いてくれました。
感想(皆の感想を載せられないので一部ですが・・):
結局生ゴミ計画は失敗したけれど、よかったと思う。(リーダーとしては)みんな結構いうこと聞いてくれてこっちとしてはやりやすかったし、なによりみんな、何でも屋であそこまでやる気だすとは思ってなかったから驚いたり喜んだりで・・。(副リーダー田中亮祐)
最終的には、バケツは失敗したけれど、「何でも屋」で色々な仕事ができてよかった。色んなことを知ったし、皆もさぼることなくしくれてうれしく思いました。ご苦労様でした。果たして、私は書記としてちゃんとできていたか分からないけれど、やりきることができてよかったです。(ノート書記寺尾一実)
私はプレゼン係で、仕事には参加できなかったけれど、クラスの一員として募金活動に参加できたと思うことができてとてもうれしかったです。(プレゼン係横山可奈)
生ごみの方より何でも屋さんのほうが印象的でしたが、両方とも楽しかった(粘 書王韋)
私と可奈の2人で、代表として私たちの活動の発表をする仕事を引き受けました。他の皆が活動をしている間ずっとパソコンの前に座り続けて、結局、皆と同じ活動(生ごみ刻み、先生のお手伝い)は1回しかできませんでした。その代わり、皆が働いている時間を使っているのだから、しっかりとした発表にしなければいけないという責任をすごく感じました。発表をまとめるために、活動の進み方を最初から振り返ってみると、@環境問題のリサーチをして、A話し合いをし、Bテーマを決めて、Cそれにぴったり合う活動を考え、Dいよいよ仕事に入って・・・という風に、プロジェクトの流れが効率良くうまくいったなぁと思いました。それは本当に、リーダーのみづほ達がうまく引っ張っていってくれたおかげです。それに、廣田先生が陰で導いて下さったおかげでもあります。発表当日、お客さんはたった2人だけだったけれど、活動した皆が見て、自分達のプロジェクトを振り返り、よかったなぁと思える発表になったのではないかと思います。(プレゼン係奥村悠)
僕は、このプロジェクトで会計の仕事をしていました。会計といってもお金を集金して集計するだけでしたが、何でも屋さんとして働き、発表の準備も手伝っていました。会計をしていて、色々な人が依頼をしてくれて、みんなが頑張って依頼をこなして持ってきてくれるお金がたまっていくのはとてもうれしいことでした。みんなが努力をして貯めたお金は依頼した人の感謝と感じていました(実際に感謝のお手紙をいただきました)。それが、森林の保護や再生につながっていくと思うと、自分たちに行動がちゃんと機能しているんだと思いました。
一人の参加者としては、みんなでまとまって、楽しく、円滑に作業を進められてよかったと思っています。活動と発表の二つ共に関わった、他の人と異なった役割でしたが、みんなと協力して楽しくできてよかったと感じています。(会計神田脩太)
★SIS students take IB exams
Peter Heimer
English
Some SIS students and parents may not know about the academic course of study followed in grades 11 and 12 at OIS. The OIS curriculum in these final two years is called the International Baccalaureate (IB) Diploma Programme. The Diploma Programme (DP) is an international pre-university course of study that leads to examinations. It is designed for highly motivated students aged 16 to 19 in the final two years of high school. The DP curriculum is designed with the aim of developing in students the ability to reason for themselves rather than merely accumulate facts. It provides a thorough education in a broad range of subject areas. It aims to enhance awareness of our common humanity, to encourage a sense of social responsibility, and to prepare students for higher education. It allows students the freedom to pursue their own needs and interests in a properly balanced education. In short, it is both a structured programme that offers a strong general education and a flexible programme that acknowledges the particular interests of individual students.
There are more than 1300 IB world schools in over 115 countries. In the IB Asia-Pacific (IBAP) region, there are about 120 schools offering the IB diploma programme (IBDP). In Japan and South Korea, there are nine schools offering the IBDP, all of which are members of the Association of IB Schools in Japan and Korea (AIBSJK). OIS will soon be the first school in Japan to offer all three IB programmes: Primary Years Programme (PYP), Middle Years Programme (MYP) and Diploma Programme (DP). This is an important distinction for OIS.
Few SIS students and parents (and teachers) may realize that SIS students have a chance to study part of the IBDP. It is an exciting opportunity that very few students in Japan have. In fact, in May 2000, eight SIS students became the first students at a Mombusho-recognized school in Japan to take an IBDP exam when they sat for the English A2 exams. Those pioneer students, if you壇 like a bit of SIS history, were Chie Ebara, Kanako Kobayashi, Ai Kawano, Hiroyuki Ota, Masako Ota, Reiko Takada, Ken Matsuda, and Satoshi Yamaguchi. Since then, 29 other SIS students have taken IBDP exams.
The SIS IB tradition continued this year when, on Tuesday, May 4th and Monday, May 10th, eleven more SIS students took IB English examinations. Three students?Ian Sawyer, Yuko Omura and Hannah Hosotani?took the English A1 higher level exams, the highest level IB English exams available. Three students?Meguru Nakaya, Tina Maran and Takurou Fushimi?took the English A2 exams. And five students?Hikari Aoki, Yusuke Mitobe, Miho Yamanouchi, Masafumi Shinmi and Sayaka Hoshiro?took the English B exams.
Ian, Yuko and Hannah have studied in the English A1 course, an OIS course, for the past two years with Mr. Berg and Dr. Driskill. The English A2 and English B students have studied in their IB courses for the past three trimesters with Mr. Heimer and Mr. Ray. All of the students have worked very hard and all will eventually receive highly coveted IB certificates. Congratulations to these SIS IB students.
For more information about the IBDP or about taking IB courses, please contact Peter Heimer, OIS IBDP Coordinator, at pheimer@senri.ed.jp, or visit the IB website at www.ibo.org.
★図書館より
青山比呂乃
図書館
<最近の寄贈図書の紹介>
この5月に、次のような本を著者から図書館へ寄贈していただきました。どちらもSIS/OISの元保護者、現保護者が書かれた本です。すでに整理して本棚にあるはずですので、探してみてください。誰かが借りていたら、予約もできます。
・青木堤子『おかあさん、なんでカナダに行かなあかんの−カナダ親子留学奮闘記』春風社
副題にあるとおり、親2人こども3人でカナダに留学、ついに永住して働いているお母さんが書かれた体験記。長女の青木菜摘子さんは、SISの前身OIAに1994-95年、7,8年生のとき在籍しました。千里国際学園に菜摘子さんが入学したのがきっかけだったとの話も書かれています。
・ 山本芳幸『カブール・ノート―戦争しか知らない子どもたち』幻冬舎
・坂本龍一監修『非戦』幻冬舎
・村上龍編『啓蒙的なアナウンスメント第2集』NHK出版
・村上龍編『収縮する世界 閉鎖する日本』NHK出版
アフガニスタンで、国連難民高等弁務官カブール事務所長として働く経験から書かれた本を合計4冊。山本さんは、OIS幼稚園の保護者です。
<夏休みの長期貸出>
6月16日以降は、SISの生徒の返却期限が9月2日になります。OIS生徒は特別許可があれば借りられますが通常は貸し出ししていませんので、授業の都合などで借りる必要がある場合は、申し出てもらっています。
冊数は、いつもは日英各6冊づつですが、もっと借りたい人は、スタッフに断ってもらえば何冊でも借りられます。ただし、ちゃんと期限内に学校に持ってこられる冊数を考えて下さいね。長い夏休み、たくさんすることがあるでしょうが、普段なかなか読めない長編小説の読破もぜひ計画に加えてください!
<夏の開館予定>
−6/29(火) 通常開館
6/30(水) 8:00-12:00am
7/1−7/20 閉館
7/21-8/18 JFKのため週に1回開館(毎週金曜のみ)
8/19−29 閉館
8/30(月)-31(火)9:00am−4:00pm
9/1(水)− 通常開館
詳しくは図書館入口に掲示しますので、見て下さい。
<行方不明の日本語図書リスト>
昨年度もまた蔵書点検の結果、行方不明の図書が判明しました。今年度は10冊です。逆に、見つかった本も7冊ありました。教室を大掃除したら出てくる事がよくあるのですが、本によっては3年も経ってから見つかっています。紛失図書というのは、誰かがなくして弁償している図書です。昨年度も多くて10件もありました。図書館としては弁償してもらうより何より、本が戻ってくるのが一番うれしいです。借りた本に対するちょっとした気配りを心がけてもらえればと思います。行方不明の本でも紛失でも実は半分近くを小学生の本が占めているのも気になるところです。OIS小学部の先生方とも話していきたいと思っています。
★もうすぐサマーキャンプ・ホームステイ!
<プログラム紹介>
■森のキャンプ
行先 彩都キャンプ場(茨木市)
期間 中学生7/3-5 高校生7/2-5
主担 田中守(理科)
■海洋キャンプ
行先 YMCA阿南国際海洋センター(徳島県阿南市)
期間 7/2-5
主担 井藤真由美(英語科)
■ネイチャーゲームキャンプ
行先
箕面市立青少年教学の森野外活動センター(箕面市新稲)
期間 7/1-3
主担 馬場博史(数学科)
■国際農業キャンプ
行先 アジア学院(栃木県)
期間 6/30-7/3
主担 真砂和典(理科)
■写真文芸帖作成キャンプ
行先 金沢
期間 7/2〜5
主担 斉藤数(理科)
■チャレンジキャンプ
行先
日本アウトワード・バウンド・スクール(長野県北安曇郡小谷村)
期間 7/1-4
主担 新見眞人(理科)
■100kmウォーク
行先 琵琶湖東岸から日本海
期間 7/1-4
主担 田中憲三(数学科)
■心の旅
行先 恵光院(和歌山県伊都郡高野町)
期間 6/30-7/3
主担 青山比呂乃(図書館)
■オーストラリアホームステイ
行先 豪州ブリスベン
期間 7/9-31
主担 中村亮介(社会科)
★英検1級に2名合格
2003年度第3回英語検定試験
水口 香
英語科
2004年4月30日までに届け出のあった2003年度第3回英語検定試験の合格者数は次のとおりです。
1級 2名
準1級 1名
2級 4名
準2級 1名
3級 2名
みごと1級に合格した藤本卓君(2004卒業生)、田村佳架さん(10年生)、おめでとうございます。今後ともがんばってください。なお、2003年度第2回英語検定試験1級で10年生の朝倉千恵さんが、また第3回検定試験2級で8年生のレイモンド・パーマー君が優良賞を受賞されました。おめでとうございました。
他の語学試験結果も報告を(SIS広報センター)
■フランス語検定2級合格
2003年度実用フランス語技能検定試験(DAPF)において高等部1年生の畑まりあさんが2級に合格されました。おめでとうございます。日頃の地道ながんばりが実を結びこのような結果に結びついたことはすばらしいことです。英語以外の外国語を学んでいる皆さん、どんどん検定試験にもチャレンジしてください。
■資格試験・表彰など忘れずに
このように、英検以外の語学試験結果や各種表彰など、インターカルチュアに掲載を希望する人は直接SIS広報センターまで報告してください。
2003年度第2回英検1級合格者の朝倉千恵さんは、あとになって判明しましたのでこの場で紹介させていただきます。英検のほうは2級以上が高校での単位認定を受けられますので、個人申し込みの場合でも、結果を必ず英語科水口先生までご連絡ください。
★におい
弥永 千穂
保健室
自分の好きな香りをイメージしてください。イメージすると気持ちはどうなるでしょうか?においを感じる感覚はもっとも原始的な感覚です。においは脳へ伝わりすぐに感情に結びつきます。「いい香り」と感じれば自然にリラックスして気分がよくなり、「くさい」と感じれば気分が悪くなります。それぞれ自分のもつにおいは違い、人によって好きなにおい、嫌いなにおいも違います。では、体のくさいにおいはどうでしょう?ほとんどの人が苦手でしょう。体のにおいは、汗、皮脂、ばい菌がまじりあって発生しています。特に思春期にはいるとホルモンも影響して皮脂の分泌が増えるので子供の頃よりも体のにおいがでやすくなります。汗をたくさんかくこの時期は清潔に心がけていやなにおいを防ぎましょうね。においをおさえるためには@毎日シャワーかお風呂に入るA特に脇の下や足の爪、指の間などをしっかり洗うB毎日新しいTシャツに着替えるC肌着を着るD汗のついたものときれいな洋服を一緒にしないE汗をかいたらしっかりふき取るFにおいがある場合はデオドラントスプレーを使用G肉類、乳製品などの脂肪をとりすぎないようにするなどが効果的です。もしも自分のにおいの事で心配になったらいつでも相談に来てください。また、香水や整髪料などにおいのきついものも注意してください。つけすぎていてはまわりの人に「くさい」と不快感をあたえます。香水などは自分のにおいとまざらせてほんのりただよわせましょう。においは心に直接作用して気分を変えます。自分も周りの人も気持ちよくすごすためにはにおいに気をくばることもひとつのマナーです。
★冬春のスポーツ報告
HSソフトボール
ソフト最高!
村井仁美
高等部3年
カキーーーーーン!! やったぁ!!律子走れ〜〜〜〜!よし、次の打順は私だ、絶対打ってやる。そして後の人につなげて点を取りたい!今までの練習の成果を見せてやるんだ
ソフトボール部に入部している私は今年初めてAPAC出場メンバーに選ばれた。でもその時はすでに高校三年生。つまり最初で最後のAPACだった。高校一年生でこの学校に入った私はまだソフトボール部の存在を知らず、高校二年生の時に始めてソフトボール部に入部した。まだまだ実力不足のせいでもあってレギュラーに選ばれることはなかった。同級生がメンバーに選ばれているのを見て正直くやしかった。だから今年は絶対にレギュラーになって活躍したいと熱意を抱いていた。
「試合は最後まで何が起こるかわからない。」先生のおっしゃるとおりだと思った。五点差で負けていたとき私はもうだめだと思っていた。しかしみんなの応援している姿を見て、声かけあっている姿を見て、あきらめかけていた私がいてはずかしかった。試合中のみんなはボールに対する熱意がすごかった。守る時もボールにつっこんでいき、なんとしてでもボールをとる!とる!とる!攻める時も打ったら走る!走る!走る!みんなとにかく負けたくない思いで必死だった。なんとその試合は最後の最後、逆転さよなら勝ちができた。みんなの目からは(美し〜い)涙がこぼれ喜びを分かち合った。ソフトボールをやっていて良かったと思える瞬間だった。
もちろんメンバーの中でおもいがけない怪我で出れなくなった人を忘れたわけではない。私もこの学校に入る前はずっと水泳をしていて、とある大事な試合に出る前に友達とぶつかって鼓膜を破ってしまった。三週間泳ぐのを医者から禁止されてしまった。もちろん試合にはでることができなくなってしまった。見た目は普通だから、たくさんの人に「なぜ」「どうして」という質問にひとつひとつ答えなくてはならなかった。まわりの人の親切が余計なおせっかいに感じたこともあった。だから私はソフトで怪我をしてしまった人に対して何も声をかけることはなかった。おせっかいに感じるかもしれないと思うから。でも今だから思うけれども声をかけてあげればよかったなぁとも思った。言葉で言わなきゃ伝わらないことだってあるから。
CAで行われたAPAC、MARISTで行われたトーナメントではともに三位だった。おしくも優勝とはいかなかったけれども精一杯やった事に悔いを感じることはない。むしろこういう試合(APACやトーナメントの企画)をしてくださった先生方がいたからこそ他の学校の人と知り合うことができた。だからその先生方に感謝したい。それに私は応援してくれた友達や、こうしたら上手になれるよと教えてくれた野球好きの男子、ソフトボール部の楽しい仲間達、試合に来てくださった中尾先生と相良先生、いつも教えてくださった平井先生に言いたい。ありがとうございました!
最後にソフトを通してまた一つ人間として成長できたと思う。来年ソフトをする人にお願いしたい。来年(こそ)は優勝してください!
MSソフトボール
中尾直子
コーチ
大雨のあがった14日金曜日、授業終了とともにMSソフト部員12名と付き添い教員2名が名古屋へ向けて出発しました。新大阪駅で夕飯の弁当を買いこみ新幹線に乗り込みました。名古屋から会社帰りの人たちで混んだローカル線に乗り換え、高蔵寺駅下車、名古屋インターナショナルスクール(NIS)のバスが迎えにきてくれました。新幹線から一緒だった神戸のカナディアンアカデミィ(CA)の人とNISに8時ごろ到着。宿泊場所の教室のホワイトボードに「Welcome Osaka, Go Sabers」の文字に感動。10時半の消灯までシャワーを浴びたり、まんがを読んだり、トランプをしたり、「Finding Nemo」のビデオをみたり、明日に備えリラックスしました。
15日土曜日、いよいよ決戦の日。さわやかな青空の下、朝8時に強敵Maristとプレイボール。いままで一度も勝ったことがない相手はやはり強かった。2対11で負けてしまいました。気を取り直したCAとの対戦、初回3点を失うもその裏5点を奪い逆転に成功。このまま勢いに乗れるかと思われたのですが、その後得点をあげることができず、結局5対15、6回コールド負けを喫してしまいました。気合を入れなおして、いよいよ最終戦、NISとの対戦。「これでシーズンも終わるのだ。」「最後に勝って、気持ち良く終わりたい。」と、みんな燃えていました。初回に2点を挙げ、相手の攻撃を3回の1点だけにおさえると、4回打線が爆発し5点、その裏ピッチャー亜希が三者三振に切ってとると、5回またしても5点を挙げ、その裏を0点に守りきり、12対1で初のコールド勝ちを収めました。みんなやったね。ありがとう。そして、来年は優勝だ。
最後に付き添いを引き受けてくださった井藤先生に感謝いたします。
Girls' Soccer
John Searle
Soccer Coach, P.E.
Often the success of a sports team is measured by the number of trophies they win. Because of this I am sure the High School Soccer Girls feel a little dissatisfied with their final results this season - third in the Saber Invitational; first in the Canadian Academy Invitational and second in the Shanghai APAC Tournament. However I hope that underneath they also feel some sense of pride in what they have achieved. The tournament results actually do not tell the whole story about this wonderful group of students. They actually went through the whole season, nearly 20 games, without losing. Before they got to APAC they only conceded one goal and scored around 25.
Our main goal for the season was not actually anything to do with winning tournaments. Our main goal was to act as ambassadors for the school in the way we played soccer and the manner in which we played our games- in a sense a real version of the school vision: courageous, knowledgeable and caring people aiming to achieve their full potential. This goal was achieved with style. The quality of their play far exceeded anything we should really expect from a team that only practiced from January to early April. They received many words of praise, at APAC from spectators. They lost finally after extra time, in a penalty shoot out - the most dramatic and the most heart breaking way to come second. Their mental approach to the games was excellent and their sense of fair play was second to none.
We have a strong history in Girls' soccer at Senri Osaka, but this team has to be one of the best, if not the best ever. I had such a good time working with them and to be honest I was felt a little sad when the season finished.
Shanghai American School put on an outstanding three day festival for all the schools and all their community worked hard to create the event. Their High School Principal told me that he felt his school was a better place on the Monday morning because they had hosted APAC, which I feel is a great testament for why schools want to be in these International Activity Leagues.
Thank you to the parents for supporting your daughter's involvement in soccer and the financial and time commitment it involved. It was greatly appreciated.
Boys Soccer
Simon Parker
Soccer Coach, P.E.
It seems like so long ago that the Boys Soccer team started practice way back in November of last year. We are lucky at school to have so many guys who are so keen and enthusiastic. Overall it was a good season again as we played over 20 matches with both local high schools and international schools. The start of the year brought with it a great result as we defeated Kita Senri High School 2-1 for the first time ever. This proved to be such an important win as it lifted confidence within the squad and we subsequently went on to some excellent performances. With the cancellation of APAC last year due to SARS we decided that it would be good for the SIS 12 graders in the team to get in one final tournament before they graduated. So we took off to Tokyo for the Kanto Invitational Tournament at the beginning of February. This proved to be a huge success as we went undefeated against some tough opposition and finished as champions, beating Deutsch Schule Tokyo in the final. Tournament MVP awards here went to captain Hiroshi Kibata, Hiroshi Nakamura, Yoshiyasu Ogawa and Tomohiro Hata.
After Tokyo it was back to training and preparation for this years APAC in Shanghai. March saw the graduation of many of the senior and more experienced players in the squad - I would like to thank them all for their efforts across the years. With their graduation came the opportunity for many of the younger members of the squad to show what they could do. We had a full programme of fixtures over the spring holiday with some mixed results but promising performances. As APAC drew closer we knew it was going to be a tough tournament for us having lost so many of the original team. However the boys went to Shanghai in good spirits, partly due to the excellent leadership of the older students, Toshifumi Mitsuhashi who took on the role of captain in outstanding fashion, Yousuke Holmes and Takeyuki Takegami. After losing 2-1 to CA in the first game we went on to narrowly lose 3 of the next 4 games. This put us in the 5th/6th place game with Beijing. Some of the boys were disappointed at this but both myself and Mr Entwistle were very pleased as we had continually improved each game and played some very skilful and controlled soccer along the way. Despite being exhausted we managed to pull off a rousing final performance to beat Beijing 3-1 and finish 5th and again collect the Sportsmanship Award - a credit to the way the boys conducted themselves both on and off the field. All APAC awards went to Kouhei Kuroda who was outstanding throughout and to Kenji Tomita who had proven himself to be easily the best keeper at the tournament. Well done to all and I look forward eagerly to next year !!
Badminton
Shammi Datta
Badminton Coach, Social Studies
I would like to congratulate the 12th grade players for their leadership and long dedication to the Badminton club. We were also impressed by the eagerness of all our players to help with the running of the Badminton tournament held at Osaka on May 15th. We are truly proud of this spirit and sense of responsibility of the Sabers players.
This year, we played against some tough competition from CA , Nagoya and
Kyoto in all the categories. The results:
Girls Singles Champion: Miho Yamanouchi (SIS, 12th grade)
Mixed Doubles Second Place: Miho (12th grade) and Gordon (OIS 10th grade)
I feel our boys and girls gave their best to the short season we had, and they are eager to improve in the years to come.
卓球は男女ともシングルス・ダブルスで優勝
高橋寿弥
卓球コーチ、数学科
2004年度の卓球の活動も5月15日(土)のトーナメントをもって終了しました。今年度は中学が男子9名・女子1名参加し、高校は男子14名・女子3名が参加しました。人数の割には、テーブルが3台しか設置できなかったので、みんなうまく譲り合って使えるかどうか心配していましたが、概ねみんな協力しながらできたと思います。中学からずっと毎年参加している高校生の生徒のうち、何名かは見違えるほど技術を伸ばしてきているのには、注目すべきものがありました。来年も充実した活動になれば良いと期待しています。最後に、5月15日(土)に本校で行なわれた、関西トーナメントの結果を報告しておきます。
女子シングルス優勝 上田瑠香(SIS10)
男子シングルス優勝 陳冠澄(SIS10)
女子ダブルス優勝 相山朋加・上田瑠香組(共にSIS10)
男子ダブルス優勝 陳冠澄(SIS10)・Istvan Viczian(OIS10)組
混合ダブルス準優勝 上田瑠香(SIS10)・Istvan Viczian(OIS10)組
1500m走で学園記録更新
馬場博史
ランニングクラブ・トライアスロンクラブ顧問、数学科
■吹田市トライアスロン連盟杯デュアスロン大会
5月16日(日)吹田市総合運動場で恒例の吹田市トライアスロン連盟杯デュアスロン大会が開催され、本学園から12名が参加しました。激しい雨の中でしたが、中学生はRun2km+Bike10km+Run
3km、高校生以上はRun2km+Bike15km+Run5kmを全員が完走。うち5名が各部門で優賞しました。<完走者(下線が優勝者)>中学男子花光照宗、古岡祐輝、清水航(SIS9)、Ramond
Terhune(OIS8)、春名暢(SIS8)、佐野貴(SIS7)、中学女子松原由佳、大澤萌香(SIS9)、一般男子永田悠太、溝口智顕(SIS10)、一般女子加賀奈穂子(SIS12)、壮年男子馬場博史(教員)
■豊能地区(箕面、豊中、池田、豊能郡)中学校陸上競技大会
6月5日(土)服部緑地陸上競技場で開催され、中等部3年の花光照宗君が、1500m走の予選で4'34"、決勝で4'32"と続けて学園記録を更新し、2位に入賞しました。<他の出場者>古岡祐貴、清水航(SIS9)、小澤悠(SIS8)、佐野貴、中尾千里(SIS7)。
■箕面6時間リレーマラソン
同じ日、箕面第2総合運動場で開催され、学園から4チーム50名が参加、10時から16時まで合計245kmを走りました。
★2003-04スポーツ表彰
学園長賞 Dr. Fukuda Scholar- Athlete Award
SIS: 小山ありさ、ソーヤーイアン
OIS: Jun & Sae Searle、Istvan Viczian
最優秀 Outstanding Athlete Award
男子:富田健二
女子:Elizabeth Iwama
★学校説明会個別相談会
7月2日(金)3日(土)
本校入学に関心をお持ちの方へ、個別にご相談に応じます。予約が必要ですので、出席を希望される方は事前にアドミッションズオフィスまでご連絡ください。
★編集後記
インターカルチュアは、原稿提出の締切後、発行までに約3週間ほどかかっています。まず最初の仕事が未提出原稿の催促(原稿がそろわないと編集が大変なんです)。そして、編集、校正、印刷の発注。もちろん編集に最も時間がかかりますが、中でも特に難しいのが全ページ数を4の倍数にすることです。このため、急がない記事を次の発行分にまわしていただくことがあります。実は前号も今号もそうでした。2回続くのは初めてで、待っていただく方には大変申し訳なく思っています。今回も多くの方のご協力で何とか発行にこぎつけました。一部あたり100円強の印刷製本費がかかっています。大切にしていただければ嬉しいです。(馬場博史)
編集という名のもとに、全ての記事を発行前に目を通すわけですが、読み終わると、本当に色々な事が行われている学校だと改めて感心します。色々な人(生徒、教職員、保護者)が、色々な事を考え、行動する。その中で、ただ単に、何かを教えてもらうというのではなく、お互いが積極的に学びあう場というのがこの学園なのだと感じます。もうすぐ夏休み。普段とは少し違った時間や空間でまた新たな発見や学びに出会えますように。(志垣満理)
Senri International School Foundation, All Rights Reserved. Modified 2004/06/10