Interculture 76号(2001年6月号)抜粋
★「・・・からの自由」と「・・・への自由」
大迫弘和
SIS校長
4月に行われた入学式で3人の生徒がSISの新しい仲間に向かって歓迎のスピーチをしてくれました。高等部生徒会の山口智史君、中等部生徒会の新見眞史君、そしてOIS12年生の Neerav Mathur 君。三者三様の、しかしそのいずれもが学園の様子をとてもよく伝えていた素晴らしいスピーチでした。勿論生徒のそれらのスピーチは彼ら自身が知恵を絞り工夫したものであり、事前に教員の目など通っていませんし、その必要も感じません。
新見眞史君のスピーチの次の部分は強く心に残りました。
「皆さんはこの学校は自由だと思っていると思いますが、一体、その自由とは、どんな自由だと思っていますか?僕は、この学校にある自由は、自分が将来やりたいことのためにいろいろなことを試してみる自由、だと思うのです。」
『自由はどんな統治形態のうちにもない。それは自由な人間の心のなかにある。』というルソーのことばをSISのスクールパンフレットに載せています。また『人間は自由の刑に処されている』というサルトルの言葉をハンドブックの中に見つけることも出来ます。かくかように、自由、に関しての多くの言葉たちが地上に存在しています。
人類は、自由、というものを、ずっと考え続けてきました。それは、「存在」「自我」「時間」「生と死」「善」といったことと同じく、人間の存在の根源にかかわる哲学的テーマなのです。そのような、人間の存在の意味そのものに触れる重大なテーマを、教育の場である学校という場所に持ちこんでいる、といったことの事の大きさを、私たちはまず認識する必要があるように思えます。事は簡単なことではない、という意味において。
哲学のテーマが教育の場に持ち込まれ、そこでは自由について、生徒向けにこのように語られたりします。
「自由とわがままは違う。」
「自由には責任が伴われる。」
それはそれで中学生・高校生の時代に、自由について考え始めるにあたって大切なことですし、まさにスタート地点と言えましょう。
が同時に、自由というもののより深く根源的な意味を考える時、さらに、自由を、自己の生き方、そして人間存在としての尊厳、といったところに結び付けていくならば、例えば「・・・からの自由」と「・・・への自由」を分けていく位の認識が、基本的なことがらとして本校で語られるべきなのではないかと考えています。
丸山真男によれば「・・・からの自由」は消極的自由、「・・・への自由」は積極的自由、ということになります。「SISには校則がないから」「制服がないから」といった(本校の志望理由としてよく耳にする)これらのことは「・・・からの自由」です。そしてそれはおそらく、それ自体では独立的な意味はない、次の段階のための基礎部分、(もちろん基礎部分としてなくてはならないのですが)そのようなものだと思います。「・・・からの自由」を基礎にしつつ、「・・・への自由」を手に入れた時、私たちは、本当の意味で人間になっていく事が出来る。
日本という国の中で求められ語られているのは、(そして多くが誤って使われているのは)「・・・からの自由」だけかもしれません。SIS で、生徒たちが、「・・・からの自由」と「・・・への自由」の違いに気づき、そのことによって人間としての成長を遂げていってくれるように、と願うのです。
新見眞史君のスピーチは「・・・への自由」について語ってくれたものだったのです。
ドレスコードについて
過日OISの保護者会組織でありますPACで「SISの教育について」お話を求められ校長としてお話をさせていただきました。その関連でSISにドレスコード(服装規定)は存在しないのでしょうか、という質問を受け次のようにお答えしました。
「本校にはドレスコードといったものはありません。ただ、その他の全ての学園生活上の事柄がそうであるように、様々な文化の共存する本校においては、どの国・文化にも共通する普遍的な基準のみが、生活上の指針として存在します。それが 5Respects という形で示されています。通学の際の服装についても基本的には各ご家庭で、そのような視点からお子様の服装についてお考えを持っていただけるようにと期待しております」
気温の高い季節になり、特に女子生徒は、respect for self という視点から、注意を払うようにして下さい。
なお、上記の質問はOIS幼小部の一部保護者から出されたものです。小さな子供たちのモデルになっていく、ということも本校の生活の中で大切なことだと考えます。
★今年もサマーキャンプがやってきた!
谷川依津江
英語科
SISでは毎年7月の上旬に夏のキャンプが開催されます。今年も7月1日から5日にかけて、全部で9つのキャンプが行われます。5月中に生徒の皆さんに希望するキャンプを選んでもらい、一部抽選により各キャンプの参加者が決定されました。各キャンプとそのの参加者数は以下の通りです。どのキャンプも、怪我のないよう気をつけて、有意義なキャンプにしてほしいと思います。
キャンプ名 |
場所 |
自然体験キャンプ(森のキャンプ) |
大阪YMCA呼子高原キャンプ場(鳥取県日南町) |
ネイチャーゲームキャンプ |
箕面市立青少年教学の森野外活動センター(箕面市) |
海洋キャンプ |
大阪府立青少年海洋センター(泉南郡岬町) |
チャレンジキャンプ |
日本アウトワード・バウンド・スクール長野校(長野県北安曇郡) |
100qウォーク |
琵琶湖大橋〜敦賀 |
国際交流農業キャンプ |
アジア学院アジア農村指導者養成専門学校(栃木県那須郡) |
自然体験キャンプ(フォレストレンジャー) |
大阪YMCA呼子高原キャンプ場(鳥取県日南町) |
心の旅 |
恵光院(和歌山県伊都郡) |
韓国を知ろう! |
大韓民国ソウル市内 |
★訂正
前号の「春学期帰国生・来日生紹介」の欄にミスがありましたので、お詫びの上、訂正いたします。
(訂正)
07 粘 書い 台湾
(追加)
07 中島 宏文 アメリカ
07 藤田 敬 ドイツ
07 田原 靖子 ニュージーランド
★第10回学園祭
5月26日(土)、好天に恵まれ、今年も恒例の学園祭が開催されました。今回のテーマは「とっても…」ということで、各クラス・クラブ・有志等の団体による模擬店やバザー・野外ステージなどで盛り上がりました。学園祭前の1週間は、これも恒例の「不思議ウィーク」。今年は月曜「夏の服装の日」火曜「リボンの日」水曜「一色の日」木曜「ユニフォームの日」金曜「ヘアーアレンジの日」
★卒業生3名教育実習で奮闘
南 千智
北海道大学大学院農学研究科応用生命科学専攻修士課程2年
5月14日から26日の学園祭までの2週間、理科の教育実習をさせていただきました。最初、受け持たせていただいた化学Uの授業が、生徒二人だと聞き、どんな雰囲気なのだろうとドキドキして望みました。緊張していたのはお互い様だったらしく、3日目に実験をしてからというもの、わたしも生徒たちも少しずつリラックスして授業に取り組めた気がします。そして研究授業。教室内に生徒より、先生の人数の方が多いという、千里国際学園ならではの不思議な現象が起こり、実はわたしよりも生徒たちの方が緊張していたのではないかと思っています。学園祭では、生徒たちのパワーに圧倒されっぱなしで、あまり役に立っていなかったことが悔やまれます。ですが、あまり多くのクラスを受け持っていなかったにもかかわらず、学園祭中に声をかけてくれた生徒たちがいたことにはびっくりし、そして嬉しかったです。
最初の1週間は本当に長く感じ、最後の1週間はあっという間に終わってしまいました。毎日、不慣れなわたしの授業を一生懸命聞いてくれた生徒たちには、本当に感謝しています。また、お世話になった多くの方々、自分たちの実習のことを話してくださった先生方、お忙しい中研究授業に足を運んでくださった先生方、その研究授業の実験に参加してくださった英語科の谷川先生、そして本当にご多忙の中、授業の指導からホームルームを持つことの大変さと、楽しさを教えてくださった新見先生、ありがとうございました。心から感謝しております。この2週間の貴重な経験を、今後の人生に最大限活かしていきたいと思っております。本当に、ありがとうございました。
山田優介
関西学院大学大学院総合政策研究科修士課程2年
1996年3月2日(土)、私は大阪国際文化高等学校(OIA)を卒業した。あれから5年あまりが経ち、今では学校名も千里国際学園(SIS)と変更になっている母校に、再び通う事となった。しかし今度は生徒としてではなく先生として…。
卒業してからも同窓会委員の集まりや野球部のお手伝い、先生方に相談にのってもらいに来たりと、年に2回ほどは何だかんだいって学校に来る機会はあった。しかしそれも卒業生という立場からであった。今回は教育実習生として朝から、しかも毎日通学をしているかのように来る事になる。教育実習生といっても、生徒達の前では先生であり、授業も担当する事になればホームルームにて出席も取る事になる。生徒として千里国際学園に通学していた時と全く立場が変わった形で学校に来る2週間となったのである。
教育実習の初日から生徒として通学していた時とは異なる事の連続であった。朝のFaculty meetingに参加している自分がいる。そして自分が教わった事のある先生方と一緒にそのミーティングに参加している。最初は不思議な気持ちで一杯であったが、でも、その場にいる事によって、今は一教員としてこの学校に来ているのだという強い思いになった事を今でもよく覚えている。
教育実習生として私はSIS中学3年2組のホームルーム担任と中学1年数学、中学3年数学、そして数学Cの授業を担当させてもらいました。初日、担当するホームルームに行き簡単に自己紹介をしたのだが、クラスのメンバーの顔と名前が全く分からない。その時、一日でも早く担任をするクラスのメンバーの名前を覚えたい、そして一日でも早く自分らしさを出して生徒達と接していきたい、と思ったのが初日の大きな体験であった。
2日目からは担任として出席を取らせてもらった。しかし、顔と名前がわからず、出席を取るのもおぼつかない。男の子なのに○○さんと呼んでしまったり、女の子なのに○○君と呼んでしまったり…(そう呼んでしまった皆さん、本当に御免なさい)。出席を取るのにもすごく時間がかかっていた。2週間で慣れるのだろうかとも不安に感じた事も確かであった。その後、実習最初の授業である数学Cの授業を行ったのである。人前で話す事は、今まで色々な場面で体験してきていたので抵抗はなかったが、学校という教育機関において授業をするというのは当然ながら始めての経験であった。そのため、前で話す事よりも別の意味で緊張していた。先ほどのホームルーム同様、数学Cのメンバーの顔と名前がわからない。覚えられるのだろうか、と再び不安に感じていた。こうして行った初めての授業もなんとか予定通りにこなす事が出来てホッとしたのをよく覚えている。しかし反省点も多々あった。それは指導教官である田中先生や授業を観察して下さった高橋先生が指摘して下さった事で、私自身が話し過ぎであったという点である。確かにせっかくの少人数で授業を行っているのであるから、もっと生徒に発言させたり考えさせたりするような授業にしていく事こそがこの学校だからこそ出来ることであると感じたのである。そう考えるようになってからは、授業において出来るだけ多く生徒に発言させたり、あてて発表させたり、さらには実際に定理として証明する前にパソコンの画面を見せたり、実測する中で体験させたりするよう心がけた。私の授業を受けた皆さんは、途中から授業スタイルが変わったように感じませんでしたか?
授業をする中で試行錯誤を繰り返し、あっという間に1週間が過ぎていった。そして学園祭。学園祭でも自分が担当するクラスの様子を見守っていた。みんなが協力しあい、本当にすばらしいクラスだなぁと感じられた1日でした。と、同時に学園祭が終了したという事は、このクラスの一員としてはあと1週間しかいる事が出来ないんだ、という非常に寂しい思いにもなっていた。
そう感じてからの1週間は本当に早かった。教育実習2週目にはホームルームメンバーの名前も覚え、出席もスムーズに取れるようになっていた。授業を担当するクラスメンバーの名前も大体覚え始め、授業中においてもスムーズにあてる事が出来るようになって来ていた。さらにはやっと自分らしさを出しながら生徒と接する事も出来るようになってきていたのに…、なのにもう終わりなのである…。
教育実習最終日、一番最後の授業は数学Cであり、それが研究授業となった。前日は6時を超えているにも関わらず、数学科の先生方に囲まれながら指導案の最終確認をした。本当に幸せな教育実習生であったと思う。こうして作成した指導案をもとに、この学校の特徴でもあるグラフ電卓を駆使し、グラフ電卓があるからこそ実感できる媒介変数表示による図形の不思議をテーマとして研究授業を行った。グラフが描けないというハプニングもあったりしたが、なんとか研究授業も終了した。研究授業には、お忙しい中本当に多くの先生方に授業を参観して頂きました。この場を借りて感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。そして、研究授業終了時に生徒のみんなから拍手が沸き起こった時、本当にこれで実習が終わってしまうんだなぁ、と実感すると同時に一生このまま実習生を続けていたい、という気持ちになっていました。
2週間という実習期間は忙しかったものの、その忙しさ以上に私にとっては千里国際学園の先生になりたい、という夢が叶っていた本当に充実した2週間でした。たったの2週間ではあったものの、様々な事を体験し、様々な事を学びました。このような機会を与えてくださった千里国際学園とその学園を支える教職員の方々、更には私の授業を聞いて参加してくれた生徒のみんなに深く感謝いたします。そして特に、2週間の間、指導教官として毎日遅くまで私を支えてくださった田中憲三先生を始め、数学科の馬場先生、高橋先生、石田先生、北野先生には重ねて感謝したく思います。本当にありがとうございました。
今度は、教育実習生としてではなく『千里国際学園の教員になりたい』という夢が叶い、学園に戻ってくる日を夢見てこれからも頑張り続けようと思います。夢のような2週間を本当にありがとうございました。
中川雅子
奈良女子大学文学部人間関係行動学科スポーツ科学専攻4年
私は3年前にこの千里国際学園を卒業し、今度は保健体育の教育実習生として再びこの学校に戻ってきました。実習に来る前は4週間という実習期間がどんな風に過ぎていくのか、自分はしっかり教えられるのか、緊張と不安でいっぱいでした。しかし、実習前は長いだろうと思われたこの4週間は本当にあっという間で、充実した時間だったと思います。
実習をはじめてすぐの頃は、今まで自分がこの学校にいたときにお世話になった先生方に「中川先生」と呼ばれ、なんとなく変な感じがしました。どこかにまだ私の中で生徒としての自分があったせいだと思います。しかし、先生と呼ばれる事で自分が生徒だった時の自分ではなく、今は教師の一員なんだと改めて確信が持てました。初めて教師という教える立場を経験して気づいた事、感じた事はたくさんありますがその中で最も強く感じた事を述べたいと思います。
私は大学で実習に来る前に理想の授業像とか、教育のあり方等についての理論的な事ばかりを勉強してきました。それらは非常に大切なことだと思いますが、実際に現場に出て授業を行なってみてあまり役には立たなかったかもしれません。実際に授業を持ってみて最も大変で難しく、そして大切だったことはいかに授業をスムーズに進めていくかでした。自分では今日やることがはっきりわかっていても、生徒に与える指示一つでそれらが上手くいったり、いかなかったり結果は大きく変わりました。いつも授業の後で気づかされ、また失敗したと思うことが本当にたくさんありました。また、私はこの実習でどんな状況にあっても臨機応変に対応して行く力がいかに大切で、自分に欠けているものであると感じました。あらゆる状況に対応するためにはやはり、生徒一人一人を、そして担当しているクラス全体を見渡せる目が必要になると思います。また、当たり前の事かもしれませんが、自分の言いたい事を伝える時には生徒の目線に立って言葉を選ぶ事、今その生徒たちに考えられる力にあわせていくことがとても大切に感じました。頭ではわかっていても私には、その余裕が最後まで無かったかもしれません。もし、私が本当の教師になれるときがきたら、この実習で感じた事を教訓にして少しずつ頑張りたいと思います。
教育実習として過ごしたこの期間は、本当に楽しく、貴重な経験だったと思います。そして実習を通して、教師という仕事は大変な事が多いけれども子供の成長をそばで見ていくことが出来る素敵な仕事だと改めて感じました。最後になりましたがあたたかくご指導してくださった先生方、本当に有り難うございました。生徒の皆さん、また会いましょう。
★<旧職員寄稿> 頑張れ11年生!
田浦秀幸
福井医科大学教授、旧SIS英語科職員
先日千里国際学園を訪れた際、11年生の秦君に会いました。HS生徒会長に立候補し、残念ながら選ばれなかったけれど、会長を補佐する立場で頑張って行くつもりであることや、11年生の他の生徒も沢山生徒会で頑張っていることを聞きました。また前号のインターカルチャー誌では、高校生ワールドリーダーズサミットに横川さんが参加したことや、化学の授業の一環として春休みにオリジナルグラス作りに6名が参加した時の様子が書かれていました。Club Aidの紹介を諸正君も記事にしていました。長さんは千里市民マラソンで3位になっていましたね。全て興味深く読ませてもらいました。それぞれが楽しみながらも積極的に物事に取り組んでいるようで、嬉しく思いました。これが下級生にとっては、千里国際学園を引っ張りその伝統を態度で示していると映っていることでしょう。来年は否が応でも受験に時間の割かれる一年になります。来年の分も今年思う存分頑張って下さい。
SIS Research Column <11>
一般生の英語コミュニケーション力(2)
今回は一般生の「英語コミュニケーションテスト」結果のうちライティング力と総合力を見ることにします。"writing"のグラフよりわかるように、中学3年間に飛躍的に英語ライティング力が伸びています。アルファベットから習い初めて8ヶ月しか経っていない段階で15%(100点満点)しか取れていないのはやむを得ないとしても、8年生の冬には47%になり、更に9年生では56%にまで向上しています(各学年間に有意差あり)。その後もグラフ上は9年生から10年生に更なる向上があるように見えますが、中学と高校では問題が異なっているので、残念ながら直接比較することはできません。type Aのテストを受けた10, 11年生と外大の2回生(U2)は、70点前後を記録しグループ間に差はありませんでした。
(グラフ1)
一方"total"グラフを参考に、このテストのトータルスコアー(リーディング、リスニング、ライティングの総合点)に目を向けると、type Bのテストを受けた中学生グループは学年毎に着実に力を付け、31%から47%、更に63%へと伸びています。11年生と10年生は共に70%強で差はありませんでしたが、この2グループに比べ外大2回生は62%であり約10%の差がありました(有意差あり)。
帰国生は全てtype Aで受験してもらいましたが、7年生から12年生の間に大きな差がでなかったことより、標準的な日本の中高生のコミュニケーション力を測るテストであるこのテストでは、高いレベルの生徒を識別するのに向いていないかもしれません。それが原因で10, 11年生、大学2回生間に有意差がでなかったと考えることができますが、それはあくまで推測に過ぎないので、このデータからはっきりとわかることだけをもう一度まとめておくことにします。
(グラフ2)
中学3年間に関しては学年が上がる毎にライティング力・総合的なコミュニケーション力共に確実に向上し、総合力に関しては10年生で既に外大2回生の平均を超えるまでに力を付けていることがわかりました。9年生と10年生間に関しては問題が異なっていたので直接比較はできず、高校の最初2年間についても「高い水準を維持している」としか言えません。今回はっきりとしなかった高等部の学年間の差に関しては、例えばTOEFLのような高いレベルの選別をできるテストを実施することで、もっと詳しいことがわかると考えられます。
Bilingualism Column <11>
第2言語は第1言語(母語)に発達障害を起こす?
答えはNoです。バイリンガルは母語を含めた言語発達に好影響を及ぼすので、2言語を習得中の子供は、言語に対して敏感になり言語自体を意識するのが早いと報告されています。ヒトの脳には1言語しか収容するスペースしかなく、2言語も詰め込もうとすると各言語半分ずつしか入らないと考えるのは間違いなのです。第1の理由として考えられるのは、人間が学習し理解し吸収する知識の量には限度があると考えること自体おかしなことであるからです。次に、概念として既に1言語で吸収したことは直ちに他の言語にも「転移」するので、必要なのは他言語での十分な語彙力だけなのです。つまり、言語に跨る「共有思考システム」があり、話したり書いたりする際には各言語の文法や語彙が分かれてアウトプットされるに過ぎないと考えられます。こう考えると、第2言語が母語に発達障害を及ぼすというよりも寧ろ、思考力に関してはモノリンガルよりも利点があり、ひいては成人した際に社会、文化、経済上得るものが多いと言えるでしょう。
(原典: Colin Baker, 2000 "A parents' and teachers' guide to bilingualism" pp.37-38)
Book Review on Bilingualism <9>
「帰国子女の母の軌跡」(1995) 平野利枝子著(近代文藝社)
ここ数回堅めの本が続いたので、今回は気楽に読める本を紹介します。ご主人の研究の為に幼い二人の子供と共に、60年代羽田をプロペラ機で出発し、アメリカ・カナダで過ごされた経験が、妻と母親としての視点から書き綴られています。JALの接客の様子から始まり、北米での日常の生活、一時帰国の際の子供の様子等その時々の著者の思いが実によく描かれていて、当時の様子が手に取るようにわかります。比較的容易に海外に行け、情報も机上のコンピュータで瞬時に入る今、この本を読むと隔世の感を抱きます。ただ、どの時代でも変わらないのは家族間の愛情であることも、強烈なメッセージとして読み手に伝わってくる、なにか昔の古き良き日本の映画を見たあとのような、温かいものが心に残る本でした。海外在住経験のあるなしに関わらず、現在子育て進行中の保護者の方々には、きっと私の感じたものが感じられると思います。また、海外体験を持つ生徒のみなさんも、子供として自分自身大変だったでしょうが、親もそれなりに大変だということがわかると思います。私自身見識が無いため、あまりよく飲み込めませんでしたが、様々な民族の共棲する北米大陸で日々起こっている個人・集団レベルでの軋轢も描かれていて、日本も将来このような問題を抱えるのかと、その対応の難しさを感じました。
(このコラムに関するコメントや御質問等は直接PDF02662@nifty.ne.jpまでお寄せ下さい)
★【カーディフ通信】もっと勉強すべきことはいっぱいある
難波和彦
英語科
イギリスに来て以来、雨が降っているのが天気の基本だったのが、4月以降、ようやくいい天気に恵まれるようになってきました。カーディフでは、桜がよく見られます。日本の桜よりもピンク色が濃いのですが、なかなかきれいです。
日本の食品が少しずつ一般の店で増えてきている話を以前にもしましたが、先日は、スーパーで弁当が売り出されました。鶏の照り焼きと、寿司とパスタが入っていて、日本のコンビニ弁当を思い出します。名前も Bento box で、割り箸まで入ってます。おかき類も Japanese crackers という名前で、普通のスーパーで売るようになってきて、スパイシーなボンチあげとかも買えます。日本の食材が、日本から送ってもらったり、わざわざ専門店に買いにいかなければならない贅沢品だったのが、普通に手に入るようになってきたのはありがたいことです。
授業が5月の初めに終わりました。6種類の授業と、16種類のコースワーク(論文)を書いたことになります。今は修士論文にとりかかっています。図書館で必要な本を借りこんだら、後は、家で作業をして質問や相談があるときは、e-mailで、担当の教授に問い合わせます。僕は、自分の子供が日本語と英語を同時に覚えていくのを今まで記録してきたので、そのデータを分析して、発音、文法、状況によってどう使い分けているか、英語と日本語が互いにどう影響しているかなどを調べていくつもりです。
ウェールズではバイリンガルが制度として定められていることを最初のカーディフ便りでお話しましたが、今週ウェールズ大学の教授でバイリンガリズムの研究では世界的に有名なコリン・ベーカー博士の、「バイリンガルであることのadvantageについて」の講演がありました。二つの言葉を話せるということは、自分の国以外の文化を受け入れることができる、創造的なものごとの考え方ができるなど、言葉だけでない人間の思考面で、多くの利点があるというお話でした。それで例えば、サッカーファンで、自分の国を応援するあまり暴動を起こすhooliganと呼ばれるようなひとたちは、おそらくバイリンガルではない、なぜなら、彼らは自分の国だけがすばらしくて、他の国とか文化を認めようとしない人だから、というたとえも引用していました。
ウェールズでは、20世紀の半ばに、ウェールズ語を話すことを禁止された時期があったりしましたが、20世紀終盤にバイリンガル政策がとられるようになり、テレビや公共機関でウェールズ語が英語とともに使われるようになり、さらに、幼稚園やプレイグループの段階からウェールズ語を使った教育をすることが薦められ、若い人でウェールズ語を使う人が少しずつ増えてきています。ベーカー博士は、毎日マクドナルドとコカコーラばかりよりも、いろんな食事が食べれるほうがいい、という例えや、庭に花を植える時に、いくら真っ赤なバラが美しいからといっても庭を全て真っ赤なバラで埋め尽くすよりも、いろんな花が咲いているほうが美しい、というような例えを出して、みんなが同じ言葉をしゃべるのではなくて、バリエーションがあることが大切だという話をされました。
5月末には、日本からお客さんが来ましたが、日本の慣習にしばられているなあと感じたことがいくつもあります。一番気になったのは、お土産を買うことに執心していることです。知り合い全部にお土産を買わなければいけないといって、観光にいっても、肝腎のイギリスの文化に触れることよりも、買い物にばかり時間を使っています。もったいない話です。またそういったお土産を頼むほうも頼むほうだなと思います。
イギリスでの我々の生活も終わりに近づきました。妻がイギリス人で義理のお母さんの家に居候させてもらっていたおかげで、イギリスのいろいろな習慣を家族で経験することができました。日本に比べると不便だけれど、心にゆとりのある生活ができました。大学の教授は、親しみやすい人ばかりで、コースワークで苦労したことがきちんと評価してもらえたことは、大きな励ましになりました。この年になって、もう脳みそに発展する余地はないと思っていましたが、もっともっと勉強するべきことはいっぱいあることがわかりました。
この機会を与えてくださった学校のみなさんに感謝してます。それではまた。
★<生徒投稿> 私たちのLHR
小俣こずえ
高等部3年
ついに最高学年となり、卒業を意識し始めた今日このごろ、SISでの自分の生活を振り返って、自己分析と批評をしてみました。また、これからSISで自分の能力を伸ばしていこうという後輩のみなさんの参考になればと思い、インターカルチャーに掲載させて頂くことになりました。
Long Home Room(以下LHR)について
現12年(高等部3年)のLHRは少し変わっている。そのためだろうか、わたし達が、今のわたし達たりえるその背景に、このLHRも一枚かんでいるような気がしないでもないのは。さて、何が変わっているのかと言うと、注目すべきは2つのポイント。
一つは、合同LHR。わたし達の学年では、全クラスが一つの教室に会してLHRを行っていることが多い。もともとは、中3のとき学年旅行を企画する目的で集まっていたのだが、高校に入ってからもこの形態がずるずると続けられ、そのまま高校の修学旅行へと引き継がれていったものだ。
このような形態の利点をあげると、最も重要な要素だと思われるのが、集団でのマナーを学ぶという点であろう。千里国際学園では少人数制を基本としているため、大勢での集団生活というものに触れる機会が少ない。そのため、そういった場でのマナーが悪くなったり、大人数の前で発言することが苦手になったり、という傾向があるように思う。この合同LHRでは協調性や大人数の前で発言する度胸を身につけ、注意しあう協力の大切さに気づいてほしい。むしろ、LHRは、SISでそれができる数少ない時間の一つであるべきなのだ。
普段の12年は、まとまりのない学年だが、スポーツデイなどの行事では一度火がつくと見事な団結力を見せるあたり、このLHRの形態が功をなしているのかな、と自負してしまう。つまりクラスの単位を排除することで横の繋がりが強化され、団結力へと結びついてゆく、といったところだろうか。
そしてもう一つは、LHR係なるものが全LHRを管理していることがあげられる。この係は、各クラスから選出された係員が、先生に代わってLHRのスケジュールを管理しており、司会も務めている。LHRの始めに、ホワイトボードに『今日のメニュー』と題して話し合う内容を書き出す。この時、お知らせや話しのある人は、先生も含め先に係員に申し出ておかなければならない。それに従って時間配分し、時間内におわるよう調整をするのも係りの大事な仕事の一つだ。また、空いている時間には四季折々のパーティやスポーツを企画したりもする。一部紹介すると、親交を深める目的でゲームなどのレクリエーションを主体とした編入生歓迎パーティ、留学する同級生の激励送別パーティ、有志によるパフォーマンス発表をメインとしたクリスマスパーティなどがある。スポーツではサッカー・バスケ・ドッジボールなど大人数でできるものを選び、グループにわかれてトーナメント制で競ったりする。
これらが成功することは、まずない。なぜなら、個性の強いSISで70人も集まれば全員が満足するものなど皆無に等しいからだ。だからこそ、毎回趣向を凝らした多種多様な企画を繰り広げることが重要となる。大抵一つの企画が終わると、どこからともなくお褒めの言葉と共に批判の声が届く。その声を無視したり、マイナスの意味にとらないで、逆にそれを基として次の企画を練っていくことで、一人でも多くの人の要望にかなえばと思う。そのあたりを考慮すれば、6年間のうち一度でも「あの時のLHRは楽しかった」と思ってもらえれば成功と言えるのだろう。
また、企画によってはLHR係りだけでは人手が足らず、ボランティアを募ることがある。以前は何やってんだ?という感じで皆知らん顔だったが、高校に入る頃から、LHRの企画にやる気を見出したのか、積極的に手伝ってくれるようになった。先生に言われて仕方なく…(ということはSISではほとんどないはずだが…笑)ではなく、生徒同士の自主的な助け合いを促すいい機会であろう。こういった場面でも協調性は試される。逆に、それぞれの個性に合わせた仕事を分担して協力しあい、マナーを守りつつ、こうすれば効率よく準備できるといった提案をする度胸も必要とされる。
つまり、『全クラス合同LHR』によって、学年の繋がりを育み、そこでの協調性を磨き、発言の度胸を身につけることができ、その応用の場としてパーティやスポーツを多く提供できるのは、主導権が生徒にある『LHR係り』があるからなのだ。
かく言う私はというと、中1のとき同じクラスの子と共にLHR係りを始めた張本人で、既に6年目のベテラン係員である。もともと目立つのが嫌いだった私が、中学の卒業式委員や中・高ともに修学旅行委員として尽力できたのは、私の原点とも言うべきこのLHR係りがあったからだ。現在、私の「頼り」となっているリーダーシップと総称されるような決断力や判断力、人前で話す度胸といった心強い能力は、ここで培われたものである。
つまり、この記事で私が言いたかったのは、このLHR形態を後輩のみなさんにもお勧めしたい!ということなのです。1学期間限定でも、是非一度試してみてください。そして、SISでの生活を無駄にしないためにも、「個性と協調性を持ち合わせた人」になってください。
★学年だより
●中等部1年生
3つの考えてほしいこと
加納重美
2組担任・保健体育科
あっという間に入学して2ヶ月がたち、あと数週間でで夏休みとなりました。少しずつ不安も消えクラスや学年を超えお友達も増えてきていると思います。志垣先生が5月号でお話してくださったように、「本当の意味での自由」を探すことは大きなテーマです。この学校の環境を楽しむことも、また変えていくことも皆さんには選ぶ自由があります。変えていくというのは良いことばかりだけではなく、もしかすると何かルールを作るような自由を選ぶことになるかしれません。
さて、ここで皆さんに自由を考える最初のステップとして3つ考えてほしいことがあります。まず1つめにいっぱい遊んでいるかということです。せっかくこの学校に入ったんだから、いっぱいやりたいことや楽しいこと、また新しいことにチャレンジして下さい。2つめにリスペクトできているかということです。自分をリスペクトしてほしい人はまず他人をリスペクトしてあげましょう。例えば、自分の意見や話しを聞いて一緒に考えてほしい人は、他の人の意見や話しや最後まで一生懸命聞いてあげましょう。そのやさしさは必ず皆さんをリスペクトしてくれるやさしさになるはずです。そして3つめに皆さんの大切な夏休みの2ヶ月間をどのように過ごすのかです。家での役割と自由な時間の過ごし方などをご家族と一緒に夏休み前に話し合ってくれればと思います。そしてたくさんの経験を9月に話してくれれば嬉しく思います。
●中等部2年生
Think not what oyur school can do for you, but what you can do for your school
井藤真由美
1組担任・英語科
8年生になって2ヶ月が過ぎようとしています。ホームルームクラスは入学以来変わっていませんので4学期目、最後の学期となり、去年と同じメンバーで二度目の学園祭に取り組みました。一組の焼きおにぎり屋、二組のたこ焼き屋、三組の怖い話の館となんでも屋。どのクラスも去年より一年ぶん成長したことを見せてくれる取り組みができたと思います。企画、話し合い、準備、試食、当日の役割分担…。その過程で担任の出る幕が去年より格段に少なかったのはうれしいことでした。また、学園祭の準備を始める前に担任団より、「利益を求めないこと。収益がプラスマイナスゼロになることを目標にがんばろう。」と伝えたことがちゃんと伝わっていたのもうれしいことでした。
でも、何もかもがよかったかといえば、そうとはいえない部分も思い出されると思います。学園祭が終わった後にはみんなで振り返って、よかったとおもうこと、こうすればもっとよくなったのに…、と思えることをクラスでも学年でも話し合いたいと思っています。それに、学園祭全体を見てもっと違った取り組みはできないだろうか…、来年はこんなことをしてみたい…と、いろんなアイデアを今からイメージし、これからも、一年ずつより工夫のある取り組みをしてほしいと願っています。
ところで今回のこのタイトルはJ. F. Kennedy (、メリカ第35代大統領)のスピーチの中の有名な一節 "Think not what your country can do for you, but what you can do for your country(自分の国が何をしてくれるのか、ではなく、自分が国のために何ができるのかを考えよう。)" の一部を変え,今の8年生のみなさんに是非考えてもらいたい言葉に作り直したものです。8年生は学年全体でとても仲がよく、各自のがんばり目標もはっきりしてきて、"与えられているもの"の中ではよくがんばれるし、楽しく過ごせているようです。でも、そろそろ受身の状態でのがんばりだけではなく、さらに新しいことも、自分たちで考えて自分たちで決めて取り組んでいく、ということができるようになってほしいと思います。6月には中等部生徒会の選挙が、り、この時から今の9年生の人たちはHigh school になるので、8年生のみんながMiddle Schoolの最高学年です。ただ役員になってくれる人を選び、その人に任せる…、ということにならないように、学年のみんなでもりたてて最高学年としての雰囲気を作り、その中で安心してリーダーがその役目を果たせるような、そんな学年で、ってほしいと思います。これからは「学校が何をしてくれるか」ではなく、みんなで「自分たちが学校のために、Middle Schoolのために何ができるか」を考える時です。クラス単位で、または学年全体で、いろんな形の意見交換の場を持ちたいと考えています。
5月16日を最後に脇田美緒さんが、マレーシアへ引っ越しました。マレーシアのインターナショナルスクールへの転校です。彼女のリーダーシップと行動力、そして英語力で、新しい環境でも元気に活躍してくれることと思います。5月16日には、3組がロングホームルームの時間を使ってクラスで送別会を持ち、放課後には学年全体から参加できる人が公園に集まってさよならドッヂボールの会を開きました。美緒、元気で。
P.S. 2組の鈴木麻美さんも、この春学期を最後にドイツへの転校が決まっています。(2組担任馬場博史)
●中等部3年生
What Does Having a Good Day at the School Festival Really Mean?学園祭が楽しかったと言っているキミへ
Mark Avery
3組担任・English
May 26th was tottemo busy, tottemo hot, and tottemo enjoyable. If you were able to make it to the school festival, you'd already know the theme was TOTTEMO, or in English, VERY. Class 9-3 set up a Japanese Summer Festival with yo-yo fishing, original key holders as omiyage and yaki-onigiri. Class 9-2 ran a わたあめ (wata-ame) shop. In Australia, you call this fairy-floss. In the UK, it's called candy-floss and in the States it's called cotton-candy. I'm not sure what 'wata' means, but I'm sure it probably means 'fairy'. (Oh, it means cotton, does it? Thank you.) 売りきれで終わりました。Class 9-1 had a BBQ and sold yaki-niku with corn and cabbage. I was forced to buy some of this towards the end of the day by Michael, and it was the nicest thing he could have done to me. とっても美味しかったです。Anyway, the students all had a good time and that is the most important thing.
I said that having a good time is most important thing because to have a good time at the school festival requires a lot of hard work from all the students. It's easy for just a few students from a whole grade level to enjoy the school festival. That needs no effort at all. But at the end of the day, for everyone to be able to say, "I had a really good time!" means that everyone has worked together in a cooperative way and done her or his best. The discussions leading up to the school festival always seem to go really slowly and, to be honest, I wonder if the students will ever be organised enough to be able to do well on the day. They always are. Posters and other things appear from nowhere, people bring things from home, rosters are drawn up and everyone is ready to do their part on the day. With this being our third school festival, we all knew what we were doing and what needed to be done. It wouldn't have been enjoyable if people failed to turn up for their scheduled time on the booth, or if people didn't come back at the end of the day for clean up. This happened last year when a few students forgot their responsibilities. However, this year no one wanted to let anyone down. There was a much better sense of teamwork and this greatly contributed to the success all three classes were able to enjoy.
The next thing each class will have to do is decide how they want to use the money they raised. One suggestion that may be discussed is using it to replace all three grade level balls. Here, you may notice a slight change in the tone of this article. It would be nice here to be able to say that they all need replacing because the students have used them so much that they are old and shabby. Unfortunately, this is not the case. The truth is that all three grade level balls have gone missing. The students who used them have lost them. A very simple system was in place, asking students to sign the balls out in a book in Mr. Nojima's office. There were some people who even forgot to do this. I have just complimented everyone for the sense of responsibility they showed on May 26th at the school festival. Responsibility is not something we take out on the days when we think we need it. A strong sense of responsibility is a very important part of you. We must remember to be responsible every day, and treat all the things we have with respect. I hope each class will apply a strong sense of responsibility when they finally decide what to do with their profits.
Finally, I would like to wish everyone a very happy and safe summer vacation. Two months is enough time to accomplish a lot of things. My advice would be to get your homework done and then decide how you will spend the remainder of your time as early in the vacation as you can. You may decide to save up enough money to buy a new computer, to study English hard, to study French hard, to read as many books as you can, to write letters to friends you haven't contacted for a long time, to go cycling around Shikoku, to go to guitar lessons, to practice tennis or even to create a whole new you! Whatever you decide to do, imagine how proud you will feel, if you set yourself some realistic goals, and then do your best to achieve them. Good luck.
●高等部1年生
新年度
福島浩介
2組担任・国語科
2001年度高等部一年生は、田中守先生を加えた4人の担任団で出発しました。新しい学年になり、多くの新しい仲間を加えて、最初に学年団で行ったのが、4/30の服部緑地でのバーベキュー大会でした。田中先生の下、実行委員会が組織され、各クラスからの代表が準備に取り組みました。場所は、YMCAのご好意で、緑地内のユースホステルのファイヤー場を大変安く使わせていただきました。また、心配されていた天候も、日ごろの行いがよい(?)せいか、どうにか持ちました。当日も、委員とヴォランティアの生徒によって朝早くから準備がすすめられました。私は、緑地公園の駅で、電車でやってくる生徒諸君を待っていたのですが、ほぼ、全員時間通りに集合することが出来、会場に向かいました。緑地公園の乗馬クラブを右手に見ながら、坂を登っていくと、半分に切ったドラム缶に炭が熾され、バーベキューの準備が整っていました。
アウトドアで、大勢で行うバーベキューは最高ですね。高橋先生が買いだしに行ってくださったおかげで、みんなたらふくバーベキューを堪能しました。その後は、みんなで片付けをし、わいわいと遊ぶことが出来ました。大自己紹介大会もあったのですが、そんなことをするまでもなく、すっかり旧知の仲のように皆がなれていたので、大成功ということでしょう。残念だったのは、一部の生徒諸君が、都合で参加できなかったことですが、まあ、登校日ではない日に設定されていたので、致し方ありません。
さて、すっかり、「学年」の団結ができたところで、学園祭がやってきました。このときばかりは、「学級」の団結の見せ所、各クラスはライヴァル同士です。一組はおにぎり、二組は焼肉丼、三組は、ドーナツ・フライドポテト、四組はサモサを引っ提げての「戦い」となりました。店の装飾、ポスター、仕入れ、値段設定、料理の研究等、各クラス、工夫を凝らしました。四組の『サモ〜サがある』という、どこかで(?いやいや、誰でも)聞いたことのあるコマーシャルソング、一組の、一見、バラライカに見えた3Dのオニギリのディスプレー、二組の、売っているものとは全く関係のない、ハワイアン等々、「!」なアイデアから、「?」なアイデアまでが入り乱れての混戦模様となりましたが、各クラスとも、利益を出すことが出来たようです。順位は…、言わないでおきましょう。
ともかく、自分たちも遊びに行きたいだろう、いろいろなものを食べたいだろうと、担任はおもうのですが、ストイックに調理・店番に取り組む生徒諸君は美しかったです。買出し、追加の買出し、またまたその追加の買いだしに東奔西走する担任の先生達も美しかったのかな?
私個人としては、久しぶりにステージに上りました。昔は、軽音部の連中とロケンローラーになっていたのですが、今回は、Jazz Band を結成してラッパを吹きました。ヴォランティアで指導・アレンジをしてくださった、サックスの竹本智和先生のお陰もあって、結構いいステージになったと思います。
このようにして、2001年度高等部1年生の春学期は、2/3が過ぎました。秋学期からは、学年旅行の計画も始めなければなりません。もちろん、学校生活は『お楽しみ』だけではありませんので、頭の全ての能力をしっかり使って、体と共に頭も鍛えなきゃね。腕立て伏せだけをしていても体を鍛えたことにならないように、脳みそも、言語を勉強して鍛える部分、数学を勉強して鍛える部分、音楽で、美術で、体を動かして鍛える部分、モノを覚えて鍛える部分、モノを考えて鍛える部分、人付き合いの中で鍛える部分、遊びながら鍛える部分etc.。いろいろな部分を満遍なく鍛えることが出来るとよいですねぇ。
充実した夏休みを過ごしてください。
●高等部2年生
「スーパーミルクせんべい」・顛末記
松島 勇
2組担任・国語科
毎年、驚かされることですが、自分たちで企画し、運営していく時には、子供たちは、実にいい活動をします。今年の学園祭も、生徒による、生徒のための、生徒の、学園祭であったと思います。高校二年生は、一組「フィッシュアンドチップス」、三組「メイクアップ、ネイルアート」四組「とってもショコラ」という企画をそれぞれやりました。
二組は「スーパーミルクせんべい」という、ス−パーボールすくいとミルクせんべいの模擬店を開きました。何をするかから始まって、楽しむためにするのか、それとも収益を追求するのかという目的の設定、値段を幾らにするのか、仕入れをどうするのか等々、子供達自身が決定していきました。あらゆることがクラスの討論で決定されていきました。クラス代表の東さんと長さんの二人は、ロングホームルームのたびに前に立ってみんなの意見を汲み上げました。様々な意見が出され、中には有用とは思えないもの(失礼)も出たりしたのですが、二人が忍耐強くみんなをまとめ上げてくれました。誰が、どんな意見を言うのか、他の人の意見にそれぞれがどう反応するのか、見ていて実に興味深いものでした。多種多様な考え、意見、時として冗談が飛び交い、思わず、笑ってしまったこともありました。18人という小さい集団であったとしても、全員が納得する形で決めていくことは難しいことです。購入するスーパーボールの数や、ミルクせんべいだけにするかエビせんも加えるか、くじはどう作るのかなど、細かいことでも色々な意見や考え方があります。様々な意見が飛び交った後、最終的にはなんとか意見がまとまる所には感心しました、クラス代表の二人は、気が気でなかったかもしれませんが。そして、これはうがった見方かもしれませんが、みんなそれぞれ意見を言うことにそれなりに気を遣いつつも、結構楽しんでいるところもあるのかもしれないと感じました。
学園祭の当日、クラス企画のスーパーボールすくいもくじつきミルクせんべいもなかなかの盛況でした。特に、小さい子が喜んでくれたのはよかったと思います。収益もそれなりに上がりましたし、ほのぼのとしたいい企画だったと思います。
●高等部3年生
成功の方法
土佐礼子
2組担任・理科
3年生はこの学園での最後の学園祭が終わり、受験生にとっては準備の山場となる夏休みも間近。この2ヶ月を充実させるべく、皆それぞれの計画を立てているに違いない。しかし何事も一人で取り組んでいると、壁に突き当たったり、不安になることもままあるだろう。そんな時は、自分なりに工夫して気持ちを切り替えて目標に向かっていって欲しい。
私がアメリカの大学院にいたときのこと。自分の好きな勉強ができるとは云え、中学以来大の苦手だった英語ばかり(当たり前だ)の環境で、限られた期間に必要な単位を取得しながら実験研究の論文を仕上げることは、充実してはいたがシンドイこともあった。ある試験の答案で、内容はほぼ完璧にわかっているのだが英語力が及ばず減点されて悔しい思いもした。奨学金資格を保つためにも一定の成績が要る。奨学金は大丈夫か、否それ以前にすべての単位を取れるか、また論文は纏まるか。不安になった。
その頃ロシアからの移民である研究仲間がいた。(話は外れるが、私がお世話になったカナダ国籍の教授のもとには7名の研究者・院生がいて、何とすべて国が違っていた。アメリカ、イギリス、ソ連、インド、中国、台湾、日本という具合だ。 中国、台湾からはどちらも客員教授だったのだが、滞在期間が重なったのは実質1週間ていどだったので要らぬ気をもんでいた私たちはほっとした。) 私が弱音を吐いたりすると、彼は話を聞いた後たいてい「 I wish I had your problem(そんな事で悩んでみたいよ)」というのだ。実際、その頃はまだ今のロシアではなくソビエト連邦の時代で、体制はユダヤ人である彼にとって相当厳しいものだったようだ。国を出る決意に至るまで、そしてまた移民申請後から許可されるまでのより厳しい環境の変化など、所謂平和で自由な日本しか知らない私にとっては、まったく別世界の話だった。
確かに世の中には自分の力ではどうすることもできないことがあるものだ。しかしまず通常の人生の道のりにおけるたいがいの不安や困難は致命的なものではない。ただ自分はあきらめずにやることをやればよい。決して深刻ぶってはいず科学者としては少々そそっかしいところもある彼が「 I wish …」というと、絶対的に見えていた事柄がポンと相対化の次元に持ち込まれて、新たな視界を与えてくれたものだ。
さてここまで読んでくれて、成功する方法が書いてないぞ、と云う人(はいないだろうが)にウィンストン・チャーチルの言葉を紹介したい。「成功とは、失敗を重ねてもやる気を失わない才能である」。遅れ馳せだが私も皆に負けず成功を目指そう。
★Music Department
Spring Concerts
William Marroco
Music
The SISF Music Department High School Spring Concert featuring the High School Chorus; String Orchestra; Concert Band; Wind Ensemble was held Tuesday, June 12 at Maple Hall, Mino at 6:30pm. A variety of music was presented as well as presenting the OIS seniors who will perform their final concert.
The Middle School music organizations performaed a concert, June 21. Featuring beginning, intermediate, and performance strings and bands and the MS chorus.
SINGERS NEEDED - APAC CHOIR
Heather McLaughlin
Music
In November 2000 our school was involved in our first non-sport activity for APAC, which has involved competing in many sports with schools in Seoul, Manila, Shanghai, Beijing and Kobe, rotating among these schools.
Our first APAC choir went to Manila last year, and in 2001 we will have a choir again involved in a Choral Festival, this time in Shanghai. Any students from Grades 9-12 are eligible to try out for this special choir, which will practise on Friday afternoons.
We will begin singing sessions in June so as to start preparing for the Festival in advance. Any students who may be interested are invited to come to the first rehearsals, which will be in Room 137 from 3.45-5.00 p.m. on Friday June 8th,m 15th and 22nd.
Come and try!
★数学科よりお知らせ
馬場博史
数学科
SIS数学科では、生徒のみなさんが数学を自学自習(インディペンデントスタディ)するのをもっと応援するため、これまで以上に、数学の学習に関する相談・質問をしやすくしようと考えています。苦手科目・単元の克服、得意科目・単元の伸長、選択科目や入試科目についての相談や、演習問題の質問など随時受け付けます。
そのために、「オフィスアワー」(各教員が個別指導できる時間帯)を設けました。。授業担当の先生でなくても、予約なしでいつでも相談や質問に来てください。ただし、昼休みや放課後に希望する場合は事前に予約をしておいたほうがいいでしょう。なお、オフィスアワーは、数学科研究室の前に掲示してあります。
★進路情報室使用上の注意…?
見島直子
進路情報室・国語科
「えっ、見島先生って進路情報室担当だったのお?」…そうなんです。実はそうだったんです。池田室長の陰でほんの少しだけお仕事しています。そんなわけで今回は、僭越ながら私が進路情報室発インターカルチュアを書くことになりました。
「進路指導室」が、現在の「進路情報室」に名称変更したのは、確か4年前のことでした。生徒の進路は「指導」するものではなく、生徒自ら「模索」するものであり、この部屋(339)は皆さんの「よき模索」を実践するための「情報」提供の場であるべしという方針からです。
さて、進路情報室には、連日のように新たな情報が届いています。(池田先生や見島先生が、重い荷物を抱えてよたよたしている姿を目撃したならば、突然コンタクトレンズが風に吹かれて落ちましたってなふりはせずに、必ずや進んでお手伝いするのだよ)
このようにして全国津々浦々、多種多様の機関から送られてくる資料の中から、池田室長の鋭い双眼もて選び抜かれたものが、しかるべき場所に整然と並んで、皆さんを待ち構えているわけです。その他にも大学入試センターとオンラインで直結している「ハート・システム」なる便利な代物も鎮座しています。
それにしても、嗚呼、現代という時代は、なんと何もかもが情報化されてしまうご時勢でありましょうか!「知る権利」とか「情報公開」といった、それ自体は歓迎すべき潮流と不即不離の現象ではありましょうが、これほどまでにあらゆる事象が、「情報」というパーツに分解され、そのパーツの獲得やコーディネート(組み合わせ)に躍起になっている私たちというのも、なにやらそら恐ろしい気がします。(グルメ情報なんて古典的なものから、今ではすっかり定着した結婚情報まで。健康ブームは人間の身体まで情報というパーツの寄せ集めにしちゃった。)
進路選び大学選びも、御多分に漏れず、ますますその「情報化」に拍車がかかっています。どこの大学にどんな学部があって、どんな受験方式で、受験地・受験日程はどうなっていて、過去の競争率・合格率はこれこれで云々かんぬん…。まさに情報の獲得と組み合わせに多大の労力を費やさざるを得ない仕組みになっていて、情報入手の成否こそが合否の鍵、というような印象さえ、抱きかねません。
個人的にはこの傾向にすこぶる疑念を抱いていますが、その渦中にいるみなさんには私の個人的疑念など用はなし、情報の海をおぼれずに泳ぐ術こそ、のどから手が出るほど欲しいものに違いありません。
そこでどうするか。進路情報室を大いに利用する、というのがひとつ。ただしその前に、そして恐らくもっと大切なのは、毎日の生活の中で自分の好みや趣味や興味を知ること、はぐくんでいくことだと思います。「これだ!」とピンポイントに見つからなくても、「このへんだ!」と方向を指さすことが出来れば、とりあえずどっちを向いて歩き出せばいいのか分かる。その段階で、進路情報室がもっとも有効に皆さんのお役に立てるはずです。
そう言えば、進路相談の中でしばしば受ける質問に「でも、就職に不利ではありませんか」というのがあります。むろん、社会の情勢に目を向け、将来を読み、どんな職種がこれから注目されていくかを考えることは、興味深いし、必要なことです。しかし「就職に有利か、不利か」という質問には、そのような前向きの意欲よりむしろ、往々にして「就職情報」を知りたいという漠然とした受身の姿勢しか見られないことが多いのも事実です。Alas!それでいいのか、若人よ!よく、「情報は鮮度が命」と言います。極端なはなし、今日の情報は明日には廃棄処分。そんなものです。従って、4年後5年後の世界は、現在入手可能な情報を駆使して自ら読み取る、もしくは構築する心意気がなくっては、「今日の情報」に振り回されるばかりです。
ああ、気が付くとなんだか激していました。それではみなさん、進路情報室は、使用上の注意をよく読んで、是非とも正しく活用しましょう。膨大な資料の山の中に、みなさんの進路が一条の光となってあらわれてきますように。みなさんのお越しを心よりお待ちしています。
★図書館夏の開館予定 LIBRARY SCHEDULE JUNE - SEPTEMBER 2001
青山比呂乃
図書館
土・日・祝 閉館 SATs & SUNs CLOSED
-6/28(木) 通常開館 8:00 am-4:45 pm
-Thur, June 28 Open as usual
6/29(金) 開館 8:00am-12:00am
Fri, June 29 Open
6/30 - 8/19 閉館
June 30- August 19 Closed
ただし 7/23(月)-8/17(金)
ジャスト・フォ・キッズ期間中、毎週火曜日開館 9:00am-12:15pm,
12:50-3:00pm
Period : Mon, July 23 - Fri, Aug 17 during JUST FOR KIDS Open on Tuesdays 9:00am-12:15pm,
12:50-3:00pm
8/20(月)-28(火) 閉館
Mon, Aug 20- Tue, 28 Closed
8/29(水)-31(金) 新学期準備のため開館 9:00am-4:00pm
Wed, Aug 29-Fri,Aug 31 Open for new school year prep
9/1(月)- 通常開館 8:00am-4:45pm
Mon, Sept 1 - Open as usual
* OIS Gr.12 students should return all books, etc. by May 31st.
* OIS members should return all books, etc. by June 22nd.
One cannot borrow books during summer without librarians' permission.
* SISの生徒は、6/18(月)以降は、9/2(火)まで借りていられます(長期貸出)。冊数は通常通り、日英各6冊までですが、もっとたくさん借りたい場合は、スタッフに相談して下さい。
* コミュニティメンバーは、上記の日程で通常通り貸出します。
Community members can borrow books as usual.
★健闘! 男子サッカー2位 女子バスケット5位 The 2001 APAC(Asia Pacific Activities Conference)
●Boys Soccer Reach the Final
Michael J. McGill
Soccer Coach, OIS Social Studies
For the third year running the boys' varsity soccer team reached the final of the APAC tournament. This year the tournament was held at Brent Academy, Manila, in average temperatures of 38 degrees.
This year's team was somewhat younger than the teams that won APAC over the last two seasons. Nonetheless, thanks to good skill, thorough training, and excellent leadership from captain Harsha de Costa and vice - captain Kai Sawyer, the team pulled out all the stops to find themselves in the final on the afternoon of Saturday, April 21.
The opponents were once again Canadian Academy who arrived in the final unbeaten en route. Throughout the first half the Osaka team fought tenaciously, their hard work paying off with a goal from Ryutaro Ota after 20 minutes. At the half the spirits of the team were high with the possibility of carrying the APAC tournament for yet another year. Both teams came out hard after the interval with Canadian Academy equalising and then going on to take the game 3 - 1.
Mr. Parker and I would like to congratulate the team on a sterling performance. They represented our school well on and off the field and other coaches, players, homestay families, and spectators alike spoke highly of the playing ability and comportment of the Osaka team.
Harsha de Costa, Kai Sawyer, and Takanori Fukuda were chosen by the APAC coaches as members of the all star team. Congratulations to them for their fine efforts.
We now look forward to next year's season, to seeing old players back on the field, and to welcoming new players to the JV and varsity squads.
●Girls` Varsity basketball
Donald Gagner
Basketball Coach, OIS Science
In April, the Girls` Varsity basketball team traveled to Shanghai, China for the annual APAC Tournament. There were six teams competing: Shanghai, Beijing, Manila, Seoul, Canadian Academy, and Osaka.
Team members were: Emily Shelton, captain; Yukie Gohara, Naomi Hayashi, Naoka Imada, Hsiu Huei Lu, Mayu Okamura, Jenifer Rowlinson, Saeka Tani, Yoshiko Yamamoto, Megumi Yoneda, Joel Heiman, and Sayoko Nakamura.
In the first game, we beat Canadian Academy and played very well. That afternoon we played Shanghai and lost by one point! If we had won this game, we could have been in 3rd place. The next day we lost to two strong teams, Beijing and Brent of Manila. Each game was close, and we played very well. In the final day, we played C.A. again for 5th or 6th place, and once again we defeated them in a very strong game.
Individual awards went to the following players as "Player -of-the-Game": Emily Shelton, Yukie Gohara, Hsiu Huei Lu, Jenifer Rowlinson, Megumi Yoneda, and Mayu Okamura.
At the banquet the final night, Emily Shelton was chosen to the All-APAC team. I strongly believe that Yukie Gohara also deserved to be on the team, as well. Most importantly, we were awarded the trophy for the Sportsmanship Award.
If you are a parent, relative, friend, or teacher of these students, you can feel very proud of their perfect behavior and the way that they represented themselves and their school at all times, in all situations. I am truly fortunate and proud to be their coach. I would like to thank many people for a great season: the players, of course; Mr. Pekin, the parents of the players, and especially Joel and Sayoko for all their help this season as managers.
★タッチクラブジャパンカップ出場
Sabers Touch Team Travels to Mt. Fuji
Peter Heimer
Touch Coach, English
On Friday, May 11, 20 Saber touch players and two coaches traveled by bus and shinkansen to the foot of Mt. Fuji to play in the 11th annual Japan Cup Touch Tournament. It was an exciting two-day tournament full of top-level competition and wonderful views of Japan's most famous mountain, and though the Sabers did not advance beyond pool play, the team played well and won the respect of their older and more experienced opponents.
Coaches Ken Okada and Pete Heimer accompanied three teams- men's, women's, and mixed- to the tournament. The Sabers were the only middle school/high school teams in the open divisions and faced stiff competition from university and adult teams. As an example of the quality of play, all four teams in the Sabers men's team pool contained current or former all-Japan players with World Cup experience. The men's team was able to beat one of those teams and score at least one try against the other two teams, including the eventual Japan Cup champions from the Japan Physical Education University.
The team spent two nights at a local inn, ate delicious food, and did some sightseeing before returning late Sunday night. As usual, the Saber students conducted themselves with just the right combination of maturity and silliness. The players look forward to next year's competition. All interested OIS and SIS students are encouraged to join the Sabers touch team.
タッチジャパン・カップ大会
岡田憲志
タッチコーチ、保健体育科
5月12日・13日、富士山を見上げる美しいグリーンの芝生の上で、タッチのジャパン・カップが開催されました。われわれセイバーズは、今回も唯一の中高校生チームとして、社会人・大学生に混じって大会に出場しました。
初日の12日は、ミックスド(男女混合)クラス。セイバーズは新品のムラサキのユニフォームに身を包み(カッコいいんだ、これが!)、A、B2チームが出場しました。Bチームはほとんどが中学生。しかも、同じ予選リーグに日本体育大学の現役チームとOBチームがいたのです。「キミら中学生相手に大人げないで…」とぼやいてしまうぐらい、コテンパンにやられてしまいました。しかし、それはゴマメ扱いされていない(子供扱いされていない)ということでもあります。
そんなBチームとは違い、キャプテン太田竜太郎率いるAチームは大健闘。名門タッチとチョー強豪スーパーモンキーズ(以下スパモン)と同じ予選リーグにはいったのですが、まずスパモンが狛江に敗れるという波瀾があり、そこに勝機を見出したのでした。よーしいけるぞ!! とのぞんだ初戦。相手はスパモン。ここで相手をのめるほどには精神的に強くなかったわれわれは、残念ながら0対3で敗れてしまいました。しかし、ここから這い上がってくるのも若さです。2戦目の狛江相手に大熱戦! ついに2対0で狛江を破ったのです。これで、予選リーグ3チームが1勝1敗で並びました。しかし、得失点差によると、わずか1点の差で決勝にはあがれなかったのです。うーん、メチャ残念。ひびさにメダルと賞品のTシャツがもらえたのに…
2日目はメンズとウイメンズのクラス。メンズは闘将ハイマー先生に率いられ、元日本代表を要する金沢タッチ・クラブに1対0で快勝。この大会のベストゲームでした。続く愛知ベアーズには0対3、そして日体大のOBチームには、1対5で破れてしまいました。やはり大人の壁は厚い! また、キャプテン大路明子率いるウイメンズ・チームは、今年も日体大に苦杯を飲まされました。一度でいいから日体大に勝ってみたい…。
なんといってもこのジャパン・カップ、いや、タッチ・クラブのいいところは、大人たちとの交流です。宿敵日体大! と言いつつも、彼ら/彼女らはいいお兄ちゃん/お姉ちゃんでもあるのです。けっしていがみ合っているのではなく、ゲームが終わればいっしょにタッチの話で盛り上がったり、テクニックを教えてくれるです。これはスパモンや狛江のメンバーもいっしょ。なんといっても、唯一の中高校生チームとして(しかもけっこう強い!)、ウチは注目の的なんですから。こうやって学校外で大人の友人が増えていくというのも、タッチ・クラブ特徴と楽しさなのです。みなさんいっしょにプレーしませんか?
★卓球混合複優勝、バドミントン女子単優勝、ソフトボール3位と4位
●卓球
高橋寿弥
卓球コーチ、数学科
去る5月19日(土曜日)に、本校の体育館でCA(Canadian Academy)、マリスト(Suma Marist Brothers)との対戦が行われ、その結果、男女混合ダブルスで、歐陽慶くん(SIS11年)と相山朋加さん(SIS7年)のペアが見事優勝しました(実は決勝戦は5月23日(水曜日)に行われたのですが…)。その他の試合も結構惜しい試合があったのですが、残念ながら敗退しました。
卓球の試合で優勝したのは、1996年の男女混合シングルスで優勝した小南裕美さん(本校高校卒業4期生)以来です(実は彼女は当時あらゆる男子をはねのけるほどうまかったので、この年だけ変則的に「男女混合シングルス」を行いました。非常に懐かしい!!!)。卓球に参加した皆さん、1ヶ月半位の短い期間でしたがどうもご苦労様でした。また来年が良いシーズンでありますように!!!
●バドミントン
大迫弘和、
バドミントンコーチ、校長
5月19日(土)、本校を会場にしてバドミントンのトーナメントが行われました。名古屋インター、マリスト、CA,そしてSIS/OISより47名の選手が出場しました。(SIS/OISからは26名)。
たくさんのよい試合が出来ました。特に女子シングルスでSIS12年生木下夏野さんが念願の(中1からずっと、負けても負けてもシングルスにこだわってきた木下さんでした)優勝を遂げることが出来ました。木下さん、おめでとう!チームのみなさん、マネージャーさん、コーチのダッタ先生、よいシーズンを一緒に作れたこと、ありがとうございました。
●ソフトボール
平井太佳子
ソフトボールコーチ、保健体育科
快晴に恵まれた5月11日、12日の二日間、元気いっぱいの女子ソフトボールチームのメンバーは思いっきりソフトボールをエンジョイしてきました。
今年は参加人数も多く(なんと30人)レベルも高かったので、2チームをエントリー。20名を越えるメンバーがグラウンドで黒焦げになりながらプレーしました。高校3年生が一人だけという若いチームでしたが、トーナメント中のひと試合毎、ひとプレー毎にぐんぐん上手になっていくメンバーは頼もしい限りでした。
結果は、チームOSAKAが4位、チームSAVERSが3位と大健闘でした。この経験を生かして来年はワン、ツーフィニッシュといきたいものですね。
★デュアスロン大会で3名が部別優勝
馬場博史
ランニングクラブ・トライアスロンクラブ顧問、数学科
■吹田市長杯陸上競技大会
4月29日(日)に吹田市総合運動場で開催されました。本校所在地はは吹田市ではありませんが、これまでの実績で吹田市陸上競技連盟から出場を認めていただいています。出場者の多くが自己ベストを上回りました。
吉田芙美(SIS8)800m2'44"(School Best),1500m5'36"(School Best)
青木光理(SIS8)800m3'14"(Self Best),1500m6'55"(Self Best)
田浦海(SIS8)1500m5'17"(Self Best)
新見眞史(SIS9)1500m5'47"(Self Best)
長尾貴博(SIS9)3000m11'01"
Yoshiaki Hagiwara(OIS10)1500m5'46"(Self Best)
■吹田市トライアスロン連盟杯デュアスロン大会
5月20日(日)に、吹田市総合運動場で開催されました。今年もRun3km、Bike15km、Run5km(中学生のRunは2kmと3km)のデュアスロンという形式で行われました。
中学女子の部(Run2kmBike15kmRun3km)
1位新見まゆ子(SIS7)、2位中尾紀子(SIS7)、3位吉田芙美(SIS8)
一般女子の部(Run3kmBike15kmRun5km)
1位安藤ゆかり(SIS10)、2位松田杏子(SIS10)、3位 Aya Mitani(OIS11)
一般男子の部(Run3kmBike15kmRun5km)
1位馬場博史(教員)、2位藤本卓(SIS10)
他の完走者
菅野もえか(SIS7)、菅江瑞穂(SIS7)、Yoshiaki Hagiwara(OIS10)
★<授業より> 保健通信 アクション・リサーチ
岡田憲司
保健体育科
冬学期の高校2年生の保健では、「安全」がひとつのテーマでした。実験を通して交通安全を学び、また、犯罪からどのようにして身を守るかなどを考えました。そして、自分の身の回りにある危険について認識し、その改善方法を考え、そして行動をおこすことを考えました。これをアクション・リサーチと呼んでいます。テーマやアプローチの方法、調べ方、発表形式、アクションのとり方など、各グループによってさまざまな取り組みが行われました。そのなかでも優秀だったものをここで紹介したいと思います。
* 名神高速と佐井寺中学の公害問題(郷原幸恵・小林江里花)
名神高速道路吹田サービスエリアに隣接し公害問題に苦しむ佐井寺中学の環境改善運動を他の生徒に紹介し、署名運動をおこなった。
* マジック・マッシュルームについて(星野祐子・山本麻由・横川梓)
ミナミのアメリカ村での現地調査をおこない、マジック・マッシュルームの危険性をみんなに訴えかけるポスターを作った。
* 化粧品の添加物表示について(井上咲姫・津高絵美)
製品に含まれる添加物の使用目的や利点、危険性を表示してもらうよう、化粧品会社に手紙を出した。
* 化粧品の危険性について(石橋さゆり・吉田千晶)
化粧品に含まれる添加物の危険性を、みんなに訴えかけるためにポスターを作った。
* ヘッドホンによる難聴(尾鼻恵美子・角田瞳・牛田圭)
日常的に使っているイヤホンやヘッドホンによって、難聴が起きるという現状をまとめた。
ポスター類に関しては、保健室横の通路に貼ってありますので、ぜひご覧ください。上記以外のユニークなアイデアとして、食品添加物の危険性を訴えかけるコマーシャルを作ったグループもありました。
実際に手紙を出すなどのアクションをとるためには、詳細な情報収集、表現方法、対象となる相手への配慮などが必要でした。さもないと、トラブルが起こるからです。たとえば、箕面第4中学の自転車通学の生徒と171号線の歩道の安全問題に取り組んだグループもありましたが、やり方を誤れば、学校同士のケンカになってしまうわけです。そのことを学ぶのも、この授業の目的のひとつでした。将来、さまざまな状況で現状の改善を要求することがあると思います。そのときにこの授業が参考になればと思います。
ヘッドホン難聴
尾鼻恵美子・牛田圭・角田瞳
高等部2年
♪ ヘッドホン難聴とは
みなさんは通学途中にヘッドホンラジカセを使っていますか?どこにいても手軽に音楽が聴けるので、使っている人も多く、他の人が使っているのを見ることも多いと思います。けれど、これで音楽を聴いているときに耳が痛くなったり、周りの音が聞き取りにくいと感じたことはなかったでしょうか?
最近「ヘッドホン難聴」という現象が、若者や中高年の間で増えていると言われています。「ヘッドホン難聴」というのは、ヘッドホンをはじめとするカラオケやクラブ、ロックコンサートなどで耳が詰まったようになり、周りの音が聞こえにくくなることをいいます。
《症状》としては、@突発的なもの…全く自覚症状がないまま突然何も聞こえなくなる。A徐々に進行するもの…多くの難聴は気がつかないうちに徐々に音が聞き取りにくくなります。
なぜこのようなことが起こるのか、それは耳が受けつけることのできる強さの限界を超えた音を長時間にわたって聴いていると、その強烈な音で内耳の組織が破壊され、聴覚障害が起きるのです。
♪私たちの身近な音はどれくらい?
ところで、普段私たちはどのような「音」の中にいるのでしょうか?音の強さを表すデシベル(dB)を使って考えてみましょう。(図参照)今の日本人は1日平均70デシベル以上の中で暮らしているといわれています。このままいけば40年後には確実に大部分の人が難聴になってしまうと考えられています。年をとるほど耳が遠くなってくるのは自然なことですが、現代、20代の若者の聴力は、すでに30〜40代ぐらいにまで低下しているとの発表もあります。
♪どれくらいまでならいい? ヘッドホンの何が問題?
国際的な合意で85デシベルは安全だということになっていますが、実際の私たちの生活はそれ以上の音にさらされています。そして、ヘッドホンで聴く音楽もその一つとなっています。ヘッドホンでは90デシベル以下で聴くことはまずないと言っていいといわれています。
なぜ安全基準を超える音量で聴いてしまうのか、それはヘッドホンを聴いている場所に関係しています。ヘッドホンは通常、電車やバスなど通勤通学の時に使われています。例えば地下鉄の電車の中での音の大きさは(図でもわかるように)80〜90デシベルです。ヘッドホンで音楽を聴こうと思うと周りの音より更に5デシベル、もしくはそれ以上の音量にしないと聴こえません。そういったことを考えれば自然に90デシベルを超える音量で聴いてしまうことになるのです。
♪音量を下げる工夫はできる?
「自分でも気がつかないうちに大音量になってしまう」ということを考えると、「意識して」音量を下げるのはとても難しいように思えます。はじめのうちは聴きにくいこともあると思います。けれど、「耳は聞いている音に慣れてしまう」という性質を逆手にとればそんなに難しいことはありません。いつも聴いている音量が小さい、聞きとりにくいと感じはじめたとき…、音量を2段階ほど下げ、その音量でしばらく聴いた後、もとの音に戻す。するとさっきは小さく聴こえていた音も「聞きとりやすい」と感じるようになります。
《改善策》としては、@ヘッドホンは最大音量の1/4ぐらいまでで聴く。A密閉型のヘッドホンラジカセの使用を避ける。B長時間聴くのを避け、休憩を挟む。
18〜20歳までの聴力は一生の間で一番よく、今後の正常聴力の基準にもなる大事な時期です。普段の生活で、ちょっと気にかけてみてはどうですか?
★頭痛について
弥永千穂
保健室
もう少しで夏期休暇ですね。春学期はあっというまだったのではないでしょうか。このごろの保健室は頭痛、腹痛をうったえる生徒の利用が気になるところです。そこで簡単に頭痛について学んでみましょう!頭痛のなかでもっとも皆さんに関係しているのは1)偏頭痛 2)緊張型頭痛です。
1)偏頭痛はみなさんも耳にしたことがあると思います。この頭痛はおもにストレスや疲労が原因となり脳の中のとある物質の機能が低下して起こります。頭の片方だけ痛む、ズキンズキンする痛み、痛みの前に目がちかちかしたというのが特徴的な症状です。これらのひとつでもあてはまれば偏頭痛の可能性あり。このズキンズキンの痛みは脳の血管が拡がってしまうことでおこります。そんな痛みのある時はとにかく休むことが大切です。できるだけ静かな暗いお部屋で横になれば痛みが治まります。また少し頭を冷やすことで血管の拡がりが少しおさえられて痛みを楽にすることもあります。みなさんがストレスや疲れを感じていてこんな痛みがあれば実践してみてください。でもその前に、ストレス、疲労はどこからきているかを探れば頭痛を起こさない、起こす回数を減らすことができると思います。
次に2)緊張型頭痛ですがこれは目、肩、首の疲れから筋肉がカチコチに緊張して(肩こりみたいな感じ)頭の筋肉までにおよんでおこります。頭を締め付けられるような、重い感じのする痛みをひきおこします。この場合は筋肉のこりをほぐすことが効果的です。目をやすませる、ストレッチをする、お風呂にゆっくり入る、蒸しタオルを肩にあてるなどが方法です。タオルをしぼってレンジで1分くらいあたためれば、あっというまに蒸しタオルが出来ます。夏には暑苦しいかと心配はありますが首、肩の筋肉のこりには効きます。もちろん痛みをおこさないよう勉強の合間に目を休ませたりストレッチをすることがもっと効果的です。
ということで、皆さんに関係ありそうな二つの頭痛を紹介しました。もちろんなかには脳そのものに問題が起こったためにおきる頭痛もあります。長引く頭痛、激しい痛みなどは特に要注意です。何か心配事、聞きたいことがあれば遠慮なく相談にきてください。よい夏休みを。
★ボランティアクラブは今
田中 守
理科
5月26日の学園祭では、どのボランティアクラブもがんばっていました。今回は、点字部、ARS、GNS、First Step、Love is Allの活動報告が寄せられています。地球防衛隊はVERY BABYというお店を出しベビーシッターを。また、SISteenは生徒会と協力し、各お店にエコプレートを使ってもらう活動をしていました。それぞれにクラブの特徴を活かした活動をしています。
点字クラブ
点字クラブは現在約10人の部員がいて、毎週水曜日にそれぞれ本(絵本)の点訳などをしています。今回はクラブに入ってから約半年になる9年生の藤本由希枝ちゃんにインタビューしました。
−クラブに入ったきっかけは何?
掲示板に貼ってあったポスターを見て、何か役に立つことができたらいいなと思って入りました。
−入ってみてどうですか?
楽しいです。点字は意外に簡単だけど、間違って打ってしまうことが多くて、なかなか思うようにいきません。絵本が完成したときにするパーティーが一番楽しいかな。
−今やってることは何ですか?
『ゆきひめ』という絵本を点訳しています。
−これからやっていきたいことは?
まず点字を50音全部覚えたい。それから点字を打つ機械を使いこなせるようになりたい。とりあえず卒業までに今やってる絵本を完成させたいな。
−最後に一言。
楽しいよ。みんな点字クラブに入ってね。
今年も学園祭で、点字体験コーナーをつくり、来た人たちに点字を打ってもらいました。来た人たちの感想としては、「点字ははじめてだったけど楽しかった」「50音表があったからわかりやすかった。興味がもてた」などでした。部員からは「ちょっとした休憩場所になっていた」「点字を教えるのは自分でやってるときとは違っていて新鮮だった」などの声がありました。(SIS11年角田瞳)
ARS
ARSが学園祭、文化祭だけの活動になってからしばらくの間ご無沙汰でした。今回の学園祭では募金活動はせず、風船を作って売るという活動をしました。利益はARKという動物保護団体に全て寄付させて頂きます。風船を買ってくれた皆さん、ありがとうごいました。(SIS10年田中めぐみ)
GNS
新学期が始まって、GNSにも頼もしい新戦力が加わりました。
今回の学園祭では、GNSはりんご飴+古着を売りました。売上げ金と募金は、インドに本を贈り切ってしまう為と、また、今後GNSが新たに活動をする時(支援を依頼された時)にすぐさま活動する為の資金に使わさせて頂きます。今回の売上げ金は、わずかなものでしたが、それでもそれと同じくらい大切な「経験」をたっぷりさせて頂きました。特に新星GNSで活動をアピールできた事がとても今後の活動にプラスになると思います。そして、GNSの今後に期待して募金して下さった人達、私達が困難に苛まれている時何度もアドバイスや手助けをして下さった先生方、それからGNSを影から支えて下さった人々(例えばGNSの流しを掃除してくれていた10-4のみんななど)みんなに心から感謝します。今回の経験を肥しにして、GNSはもっともっと精力的に活動しますし、又GNSの活動を通じて皆が更に世界の現状の事を考えてくださる事を願います。今活動しているGNS部員は、菅野もえか、久保典子、中村陽香、児玉美優、河本真菜、溝口智顕、三浦森、菅江美津穂、錦美良、手木マリア(以上7年生)、曹千紘(9年生)、丸山なつみ、菅野あずみ、田中芙生子、石田冬子、コ嶺友香、山田藤吉、安藤静香、瀬崎未佳子、山口早織、神崎茉希、岸野ジュリア、河野真里菜(以上10年生)です。(SIS10年 コ嶺友香)
First Step
こんにちは、First Step です。みなさん暑い中いかがお過ごしでしょうか?5月26日、今年も学園祭が行われました。私達 First Step は、子供用のゲーム(紙ヒコーキでペットボトルを当て、商品としてお菓子をあげるというもの)と、温かい飲み物を売りました。ゲームにはたくさんの子供達や親御さん達も参加していただき、おかげさまで今年の学園祭もみなさんのおかげで大成功に終える事が出来ました。
今回の学園祭で得た収益は全て、私達がフォスターペアレンツをしているネパールの小学生タンカ君への援助金として日本フォスタープラン協会に送らせていただきます。ゲームに参加してくれた方々、募金をしてくれたみなさん、ほんとうにありがとうございました。(SIS12年木下夏野)
Love is All
学園祭では活動は特にありませんでしたが、その翌日にいつものように地下鉄御堂筋線・西田辺の近くにある児童養護施設『聖家族の家』に訪問しました。参加したのは、SIS10年の山田啓志君、堺谷詩織さん、野村岬さん、11年の金桃子さん、堀桃子さんでした。金さんは赤ちゃんの部屋、他の4人は元気な小学生を担当しました。引率は田中でした。
地球防衛隊
学園祭では、ベビーシッタールームと、その横で小規模のフリーマーケットを行いました。ブランケットをしき、おもちゃとビデオを用意し、帰る時にはお菓子がもらえる、というベビーシッタールームには小さいお客さんがたくさん来てくれました。参加メンバーは8年生の西田夢芽理、秋田槙子、信原由季、吉田芙美、松岡優、馬場宏高、王麻美、縄田健人、山本拓宜、松田真依、牧野良の11人でした。(英語科井藤真由美)
★スポーツ表彰式結果
6月7日(木)に行われた恒例のスポーツ表彰式で、以下のように福田学園長賞と最優秀選手賞が発表されました。
福田学園長賞
藤本卓(SIS10)、シェルトン恵美理(SIS卒業生)
最優秀選手賞
郷原幸恵(SIS11)、ハーシャデコスタ(OIS11)
★編集後記
インターカルチュアに関するお便り、学園ホームページに関するお便りを受け取るアドレスが下記のように変わりました。SIS広報センターのメンバーが複数で受け取り、効率良く仕事を進めるためです。このようなアドレスは他にも以前から入学案内用に admissions@senri.ed.jp があります。ご活用下さい。(馬場博史)
学園祭の日やその前後に、この春卒業した人たちの多くと会うことができました。大学生活はどう?新しい生活はどう?という質問には、「めっちゃ楽しいでーす。」いう人もいれば、「あーもういや。SISにホームシックです。」という人も。自主的な活動ができ、やる気さえあれば自分を刺激してくれる人やものにいっぱい出会えるSISを卒業したあと、新しい世界で物足りなさを感じることがあるのも無理ないかなとは思いますが、どうか皆さん、自分らしくたくましくがんばって下さい。在学中のみんなも、「SISにいるときだからこそできること」にはどんどん積極的にがんばってほしいですね。(井藤真由美)
インターカルチュアへの記事・ご感想等e-mailでお送り下さい。インターカルチュアはバックナンバーも含めて本学園ホームページ www.senri.ed.jp/interculture でもご覧いただけます。