Interculture 49号(97年5月号)抜粋
★4期生巣立つ 6年間在籍した初めての卒業生 | |
卒業式当日は小雨のぱらつく薄ら寒い日でしたが、会場の体育館は明るく、多くの出席者を迎えて卒業を祝う準備がすべて整っていました。 予定通り10時にオーケストラバンドの演奏の中、卒業生85名が思い思いの服装で入場。今年の卒業生は開校した年の入学生で、本校に6年間在籍した初めての卒業生ということになります。 最初のプログラム卒業証書の授与では、藤沢校長より一人一人に証書が手渡され、同時に記念品として照明装置のついた目覚まし時計がプレゼントされました。一人一人の名前が呼ばれ、壇上に向かうとき各担任よりその生徒への一言が読みあげられ、同時にその生徒の幼少の頃の写真数葉が大スクリーンに写し出されました。上映までの委員の準備はかなり大変だったと思いますが、大成功のうちに証書の授与も終わり、続いて校長より卒業生・保護者への挨拶がありました。この中では、卒業生に向けて「 learning : the treasure within(宝を秘めた学習)ということばを覚えてください。言いかえれば自分の求める宝物は何なのか、生きがいは何なのかということを考え続けてください。」という内容のお話があつい想いで語られました。 ご多忙の中、小林公平理事長も出席され「広い心を持った国際人になってほしい」との祝辞を贈ってくださいました。また、在外の同期の友達数名より卒業生への電文が紹介され、卒業生の中からは懐かしむ声が聞かれました。続いて卒業生の保護者会からは校旗が3枚プレゼントされました。2枚は染め抜きの大きな旗ですが、1枚は刺繍の入った立派なものです。卒業式当日までには納品が間に合わなかったのですが、後日できあがった時点で紹介させていただきます。”中学高校時代思い出のビデオ”上映の後には、卒業生代表の川崎くんより本校への想い・希望などが最後のプログラム・答辞として話されました。 1時間を超える卒業式でしたが、時間の経つのも忘れるほど内容の濃い、そしてなごやかなムードの中での式でした。 |
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(斎藤 数) |
★ほのぼのとした式 中学校卒業式 | |
3月21日(金)にOIA第七回中学卒業式が、シアターで行われました。先に行われた高校の卒業式とは違い、一時間ほどのあっさりとした式でした。でも、進行役をして下さった斉藤先生の巧みな話術もあって、簡潔な中にもほのぼのとしたあたたかさのある、いい卒業式であったと思います。子ども達も、照れくさそうに、でもそれなりに誇りを持って、藤澤先生から卒業証書を受け取っていました。伊藤君のスピーチもユニークでしたし、清水さんの合図で、卒業生全員が、お礼を述べたのもよかったと思います。中学三年生は、全員立派に中学の課程を終えることができたと思います。 | |
(松島 勇) |
★9ヶ国語で宣誓 入学式 | |
4月4日(金)は入学式があり、中学1年生57名、高校1年生60名(うち内部進学47名)が入学しました。式では恒例の生徒宣誓を、9人が9ヶ国語で行いました。 | |
★異動 | |
<退任> | 森脇裕美子(保健室) 拝啓、皆様お元気でお過ごしですか?楽しくやっていますか? こちらの生活は、人は多いわ、授業はたくさんあるわでパニック寸前ですが、私がやりたかったことがやれそうなので、これからがとても楽しみです。 |
出丸 香(英語) この3年間、文字どおり皆さんと一緒に勉強してきましたが、この度、健康上の理由で、この学校を去ることになりました。 |
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他に次の先生方が退任されました。 馬場千鶴子(数学) 河本敏明(数学) シノア由美(社会) イザベル ビューリー(仏語) |
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<新任> | 松井尚子(保健室) 今年4月より新しく保健室の担当をします松井尚子です。短大英語科を卒業後、商社のOLを経て看護婦を志し、病院で5年間看護婦として働いて来ました。よくユニークな経歴と言われますが、本人はいたって真面目に選択してきたつもりです(?)。 |
石田純子(数学) この四月から、OIAの中学生と、高校1年生、3年生の数学を担当することになりました。この学校を初めて訪れた時、まず図書館の大きさと、校舎の造りに驚いてしまいました。そして、最近は、OIA の皆さんのPOWERに驚いております。 私は、3月まで京都の女子校で働いていたのですが、その時とは全く異なる学校での生活にやっと慣れてきましたので、これからは音楽、スポーツを通して楽しんでいきたいと思います。 千里国際学園での生活の中で、これからの人生の為に、とにかく多くの事を学び、多くの人と話しをし、自分を磨いていきたいと思っております。よろしくお願い致します。 |
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小林葉麻子(中国語) 4月から7人のかわいい生徒達といっしょに中国語の勉強を始めました。ふだんは大学院の学生ですので、「先生」と呼び掛けられるのに気恥ずかしい思いをし、また、教えることの難しさを痛感する毎日です。 漢字文化圏に暮らす人々にとって中国語は、「おもしろそうな予感」と「できそうな自信」を与えてくれる言語です。初めての人にも入門しやすい外国語といえるでしょう。このような特徴を生かし、音楽を楽しむように、「中国語の世界」をこころから楽しんでいけるような授業にしていきたいと思っています。 漢字でいっぱいのプリントを持っている生徒や私を見かけたら、是非「ニーハオ!」と声をかけてください。 |
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白旗章子(数学) |
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竹内真帆子(国語) 前には、岡山県の公立高校で教えていたことがあります。この学校に来てみると、そことは全く違う校風で、戸惑うこともずいぶんありました。と同時に、これまで気づかずに来たいろいろな事に気づく事ができ、とてもうれしく思っています。 これから生徒の皆さんと一緒に、多くの体験を積み重ねて行けるのを楽しみにしています。 |
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他に次の先生が再任されました。 ジェニー グッド(仏語) |
★97年度入学及び編入学試験結果 新中1一般入試実質倍率 2.8 倍 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
96年12月(海外選考)及び97年1月、2月(国内選考)に行われた試験の結果は下記の通りです。 (注)「AB」は帰国生徒・外国籍生徒、「一般」は一般日本人生徒を表します。従って中2以上の一般日本人生徒の入試はありません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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★新高等部生徒会役員決まる | ||||||||||||||||
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★全国舞踊コンクールで2位入賞 | |
4月12日(土)東京日比谷公会堂で開催された「第54回全国舞踊コンクール」決戦大会のバレエ
ジュニア部(14〜18才)で、高校2年の木田賀子さんが見事第2位に入賞しました。3月に行われた予選で全国の約400人の中から38人が本戦に出場、さらにその中で選ばれた価値ある入賞です。 木田さんは5才からバレエを始め、「アートバレエ難波津」というバレエスクールに所属しており、今後の活躍が期待されています。 また、妹の中学2年木田真理子さんも同大会バレエ第二部(8〜13才)で4位に入賞しています。 |
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★NHK教育TVで放映! スイスローザンヌ国際バレエコンクール | |
高2の西田佑子さんがファイナリスト賞を受賞した「第25回ローザンヌ国際バレエコンクール」のドキュメンタリーと決戦・表彰式の模様(スイスロマンドTV製作)がNHK教育TVで放映されますので是非ご覧下さい。 なお、西田さんは9月から1年間、ロンドンロイヤルバレエスクールへの留学が決まっています。 放映日時 5月4日(日) PM9:30〜12:00 |