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千里国際学園中等部高等部(SIS)に関するQ&A


Q1 千里国際学園中等部高等部とはどういう学校ですか?
A.  「帰国生徒」と「国内一般生徒」と「外国人生徒」がともに学ぶ学校です。日本の教育のよさとインターナショナルスクールの教育のよさをあわせもった国際学校です。
 
Q2 大阪インターナショナルスクールとはどのような関係にありますか?
A. 千里国際学園中等部高等部と同一キャンパス内にある大阪インターナショナルスクールとは毎日の授業はもちろんのこと、クラブ活動・生徒会活動・学校行事などを合同で行っています。千里国際学園中等部高等部と大阪インターナショナルスクールとは実質的にはひとつの学校として動いています。
 
Q3 学級数・1学級の人数・授業の人数はどのくらいですか?
A. 中等部1年生2年生3年生は一学年3学級を基本とします。高等部1年生2年生3年生は一学年4学級を基本とします。1学級の人数は最大で24名です。また、授業の人数は平均18名です。本当の「少人数教育」を行っています。
 
Q4 少人数教育にはどのような教育的効果がありますか? 
A. 学習上の効果があることは言うまでもありません。学習上の効果だけではなく、生活面でも生徒の一人一人に丁寧なケアを行うことが出来ます。本校ではあらゆる意味において「一人一人の生徒」が本当に大切にされています。

Q5 全校生徒数はどのくらいですか?
 

  男子 女子
中等部 73 120 193
高等部 88 159 247
全校 161 279 440

20074月現在)

Q6 帰国生徒はどんな国から、どんな学校から来ますか?
A. 帰国生徒は世界の30ヶ国以上の国々から帰国しています
 

  中等部 高等部 全 校
現地校・インター校  62 77 139
日本人学校 10 31 41
72 108 180
 
◆ 帰国生海外最終在留国・地域
【北  米】 アメリカ 64 カナダ 2        
【ヨーロッパ】 イギリス 7 イタリア 2 オランダ 1    
  デンマーク 1 ドイツ 4 フランス 4    
【オセアニア】 オーストラリア 7 ニュージーランド 1        
【中  東】 イラン 1 エジプト 1 アラブ首長国連邦 1    
【アジア】 インドネシア 4 シンガポール 7 タイ 6 ネパール 1
  パキスタン 1 フィリピン 2 ベトナム 3 マレーシア 2
  韓国 7 中国 14 香港 5 台湾 3
【中南米・アフリカ】 メキシコ 1 キューバ 3 パナマ 1    

(20074月現在)

Q7 帰国生徒はいつ入学できますか?
A. 帰国生徒は中等部1年生の4月から高等部3年生の9月まで(但し個人留学生は4月まで)、帰国の時期に応じて入学・編入学の試験を受けることが出来ます。

Q8 外国に行ったことがない国内一般生徒でも入学できますか?
A. 勿論入学できます。中等部1年生の入学試験、高等部1年生の入学試験と、二回受験の機会があります。

Q9 国内一般生徒で中等部1年生を受験するとき英語が出来ないといけませんか?
A. 英語力は必要ありません。
 
Q10 教員数はどのくらいですか?

  日本人専任 日本人講師 外国人専任 外国人講師 総 計
SIS教員  24 10 6 6 46
SIS/OISシェアード教員 3 2 11 2 18
OIS教員 3 2 26 1 32
30 14 43 9 96

SIS/OISシェアード教員とはSISOISの合同授業を担当する教員です)

Q11 どのような先生方がいますか?
A. 生徒同様、さまざまなバックグラウンドを持った先生方がそろっています。海外の大学で学んだり、海外生活を体験している先生も多く、また修士号以上の学位を持った先生もたくさんいます。
 
Q12 授業はどのようなものですか?
A. SISでの勉強はかなり厳しいです。「発表(プレゼンテーション)」「討論(ディスカッション・ディベート)」「実験・観察」「レポート」が授業の中で重視されています。中間・期末の試験期間は特に設けられずに、毎日の授業そのものが成績評価の対象になります。多様な選択科目が提供され、生徒の興味・関心・目標に幅広く対応しています。高等部の選択科目の多くは無学年制で実施されています。
 また、OISと合同で行われる音楽・美術・体育その他の授業は外国人教員によって英語で行われる「イマージョンプログラム」が実施されています。英語教育については特に後で詳しく説明してありますので読んでください。
SISの英語教育は英語の授業だけでなく、学園の生活全体において、最高の環境を作り上げています。

Q13 日本語が不安な場合はどのような授業を受けることができますか?
A. 大阪インターナショナルスクールのJSL (Japanese as Second Language) クラスで日本語を勉強することができます。OISのJSLクラスは5レベルに分かれており、SISの生徒で日本語が不安な生徒は主にその中の一番難しいレベル(レベルE)のクラスに入ります。(たまにその下のクラス、レベルDに入る生徒もあります。)JSLクラスでSISの「国語」(JNL)クラスに入れるまでの力をつけていきます。
 日本語力の伸びに応じてのJSLクラスから「国語」への移動は学期ごとに可能になっています。このようにSISとOISは、生徒の学力によって自由にどちらの授業でも取れるように時間割が工夫されています。OISの生徒で非常に日本語力が強い生徒はSISの「国語」を受けることもできるようになっています。なお、逆にSISの生徒で英語力の強い生徒がOISの英語の授業を取ることも、もちろんできるようになっています。
 
Q14 一日のスケジュールはどのようになっていますか?
A. 朝8時30分にホームルームがあります。8時45分から3時30分までが授業です。授業終了後、先生がついていない生徒は4時30分までに下校となります。6時にすべての活動が終了し全員下校となります。
 
Q15 何学期制ですか?
A. 春学期・秋学期・冬学期の3学期制です。それぞれの学期の授業日は約60日、年間約180日の授業日です。授業はそれぞれの学期ごとに完結し、生徒は毎学期新しい時間割で勉強をします。(「学期完結制」という制度です。)この制度により、9月に入学してくる帰国生徒も「新学期」として学習をスタートでき、また9月始まりのOISの教育との調整もうまくいくことになります。
 SISの生徒はこの「学期完結制」をうまく利用しながら、豊富な選択科目を先生と相談しながら学期ごとに履修していきます。毎学期の生徒の時間割は、その生徒のためだけに作り上げられたものとなり、高等部2年生3年生では、生徒一人一人が全く違った時間割を持っている、謂わば「一人1コース制」といった状態が実現されています。
 
Q16 制服はありますか?
A. 制服はありません。
 
Q17 どんな校則がありますか?
A. 細かな校則はありません。チャイムもなりません。生徒指導部というものもありません。校則の代わりに、SISの生徒は「5つのリスペクト」に基づき生活することを求められています。
 
「5つのリスペクト」とは
*自分を大切に
*他の人を大切に
*学習を大切に
*環境を大切に
*リーダーシップを大切に
という5つの生活上の基本的指針です。SIS生徒は常に「5つのリスペクト」を念頭に置き、自らの判断によって正しく行動することが求められています。
  
Q18 カウンセリングのシステムはありますか?
A. 日本人2人・外国人1人計3人のカウンセラーが「心のケア」をしています。    栗原先生は開校以来勤務しており、生徒のみならず、スクールカウンセラーとして保護者の方々の相談も預かっています。
 
Q19 図書館はどのようなものですか?
A. 図書館は、学校の玄関を入ったすぐ目の前にあります。現在蔵書は日本語約2万9千冊、英語約2万6千冊、合わせて約5万5千冊強です。ビデオ・CD・CD-ROMなどのニューメディア資料は、約1000点あります。新聞は日刊紙が日4タイトル、英3タイトル、他に週刊誌などが5タイトル、雑誌も日英その他の言語を合わせて、130種くらいあります。司書教諭は日本人・外国人がいて、日英両語で対応が出来る仕組みになっています。
 
Q20 コンピューターはどのように使われていますか?
A. 入学と同時にすべての生徒がユーザーIDを与えられ、コンピューターを勉強に活用できるようになります。「IT(情報)」の授業が中等部高等部で行われているだけではなく、各教科での学習でも多いに活用されています。中等部1年生の学年末にはPOWER POINTを使ってのプレゼンテーションが出来るようになっています。
 
Q21 放課後の活動はどのようなものがありますか?
A. OISと合同で活動しています。スポーツではAsia Pacific Activities Conference (APAC) に所属し、北京・上海・ソウル・マニラ・神戸のインターナショナルスクールと試合を行っています。文化系のクラブも発足自体から生徒の自主性に任せられた形で積極的な活動が行われています。生徒会活動もOISとの合同であることは言うまでもありません。

Q22 「安全」についてはどのような体制をとっていますか?
A. 授業時間帯、外来者は身分が証明された場合のみ決められた入り口一箇所から校舎に入ることになっており、生徒の安全については細心の注意が払われています。また、校舎は全館完全禁煙で、成長期の子供たちにきれいな空気が提供される環境です。
 
Q23 帰国生徒の入試はいつ、どのような形で行われますか?
A. すべての学年・学期から入学することができます(高3は原則4月まで)。4月入学と9月入学に対応した1月と6月の入試に加え、11月の海外生入試は現在海外に滞在されている方を対象とした入試で、ニューヨーク・ロサンジェルス・シンガポール・ロンドンおよび大阪で実施します。また急に帰国が決まった方を対象とした特別入試を各学期(春、秋、冬)の前に実施しています。
 入試内容は書類・面接・作文です。書類は過去3年間の成績等を事前に提出していただきますので、入試当日は作文と面接を受けていただくことになります。学年ごとの定員は設けていません。SISで学んでいただくことがベストな選択であるかどうかと、その基準を満たしていることが入学の条件となります。海外で学ぶ子供たち一人ひとりの置かれた環境は様々です。筆記試験で一律に学力を測り、合否を決めることなどできません。入試を通して一人ひとりを丁寧に理解していくことが、SIS入試のすべてです。
 
Q24 一般生徒の入試はどのような形で行われますか?
A. (中等部入試)国語・算数・集団面接の結果に個人面接での評価が加わり合否が決定されます。
(高等部入試)国語・数学・英語・集団面接・個人面接の結果、合否が決定されます。
(中等部・高等部共通)面接を含む「総合的な判断」をしているため、日本の学校の基準になっている偏差値はありません。また、合格最低点の基準もありません。

最終Q 学校はどんな雰囲気ですか?
A. 様々な文化背景を持った生徒たちがお互いを理解しあい、生徒一人一人がいきいきと生活をしています。是非学校見学にいらして、明るくのびのびとしたSISの文化を感じてみてください。


学校法人千里国際学園 Senri International School Foundation, All Rights Reserved. Modified 2007/11/06