Senri International School (SIS)
Social Studies

社会科

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◆社会科の履修について

この説明をよく読んでから、よくわからない点についてはあいまいにせず、取り返しのつかないことになる前に、必ず社会科の教員に質問や確認をして下さい。履修計画を立てる際には、「シラバス」の方もよく読んだ上で立てて下さい。学期完結制は生徒の選択を尊重する方針ですので、社会科教員からは履修計画のミスを発見したり直したりすることは行いません。

*学校の事情や生徒の選択の状況等により、臨時の変更がなされる場合があります。臨時の情報にはよく注意して下さい。

【社会科の科目の取り方について】

 社会科では、中等部一年生〜高等部一年生(第1学期から第12学期)までの間、全員が共通の必修科目を履修します。その他に、上級学年になるに連れて、選択必修の科目を履修します。また、上級学年になるに連れて、自由選択の科目を履修することができます。卒業のための条件は、文部科学省の決まりに従っています。

(1) 必修科目については、卒業のためには必ず履修しなければなりません。
(2) 選択必修科目については、いくつかの科目のうちから決められた数の科目を、卒業のためには履修しなければなりません。
(3) 自由選択科目については、個人の興味や必要に応じて、いくつでも履修できます。もしも社会科の自由選択科目を一科目も取らなくても、他の教科の科目などを必要な単位数だけ履修していれば、卒業への影響はありません。

【選択必修科目について】

生徒各自の責任において、次の二つの選択必修科目グループの中から、それぞれ最低一科目ずつ(グループ1から一つ以上、グループ2からも一つ以上)を、卒業のためには履修する事が必要です。

<選択必修科目グループ1

<選択必修科目グループ2

世界史A1(古代史、中世史) 日本史A1(古代史、中世史)
世界史A2(近代史) 日本史A2(近世史、近代史、現代史)
世界史A3(第一次世界大戦以降の現代史) 日本史A3(第一次世界大戦以降の現代史)
世界史A4@(Japan in the Modern World 日本史A4@(Japan in the Modern World
世界史A4A(Japan in the Modern World 日本史A4A(Japan in the Modern World
世界史A4B(Japan in the Modern World 日本史A4B(Japan in the Modern World
  地理学(地理一般)

【二科目合同授業について】

 「世界史A3」と「日本史A3」、「世界史A4@」と「日本史A4@」、「世界史A4A」と「日本史A4A」、「世界史A4B」と「日本史A4B」、はそれぞれ二科目合同授業(異なる名前の科目を取っている生徒が、同じ授業で学ぶ)です。

(1) 科目の登録の時に、科目の名前を決定して下さい。登録が終わり授業が始まってからの変更や、授業が終わって成績が出てからの変更などは、一切できません。
(2)
 「世界史A4@」「日本史A4@」「世界史A4A」「日本史A4A」「世界史A4B」「日本史A4B」(OISIBクラスで学ぶ高度な内容なので、履修は担当教員の許可が必要)については、単位の取り方の計画も含めて、必ず担当教員と打ち合わせをしてから登録して下さい。

【同じ科目の再履修について】

 単位を取れなかった(成績が「F」だった)ためにもう一度チャレンジする場合以外は、原則として同じ科目の授業を二度以上取ることはできません。また、二科目合同授業については、登録の科目名を変えても、繰り返して取る事はできません。“聴講”については、授業担当の先生やコースアドバイザーの先生の指示に従って下さい。

【大学受験に必要な科目について】

(1) 文部科学省の決まりでは、高等学校は、世界史、日本史、地理のそれぞれの科目に、「A2単位で概略を学ぶ)」と「B4単位で深く学ぶ)」の二種類の科目を置けることになっています。
(2)  SISでは、学校長の指導のもと、「A」の科目を時代別に複数置いています(「世界史A1A4」、「日本史A1A4」)。「B」の科目は学期完結制では週10回の授業数になるため、時間割編成上置くことができませんが、Aの科目をたくさん履修すれば、「B」と同じだけの内容が十分に学べるようになっています。
(3) 大学を受験するときには、大学側が決めた科目を高校のときに履修していることが必要になる場合があります。調査したところ、現段階では、

1.  A」の科目しか取っていない人が、「B」の試験科目を受験することについては、ほぼ問題はありません。
2. 一部の大学で、高校のときに「B」を履修していなければ受験ができないところがあります。これまでには上智大学の公募制推薦入試の例(一部の学科のみ)がありました。これらの大学を志望する人については、世界史や日本史の科目をたくさん履修しておく事が必要になりますので、科目の登録の前に、進路情報室に必ず届け出て、履修計画についての助言を受けて下さい。
3. 自分の志望校が、どのような科目の履修を必要としているか、どのような受験科目を置いているか、については、進路情報室の資料を見たり、進路情報室担当の先生と面談をしたりして、生徒各自の責任において早目に確認しておいて下さい。

SIS社会科がお勧めする履修計画について】

(1) 人文科学、社会科学、国際関係、総合政策などの方面を、将来専門的に学んでいきたい人は、選択必修科目の必要条件を超えて、なるべくたくさんの歴史科目や地理科目、それからなるべくたくさんの自由選択科目を履修しておくことを、強くお勧めします。
(2) 選択必修科目のうち、世界史や日本史をそれぞれ一科目だけしか履修する計画のない人は、現代の社会の深い理解のために、「世界史A3」か「日本史A3」の履修を中心にして計画を立てていくことをお勧めします。(上記の【選択必修科目について】及び【二科目合同授業について】のきまりをよく確認して下さい)
(3) 世界史と日本史の科目は、科目の名前をわかりやすくするために、時代順にA1A4の数字をつけていますが、必ずしも時代順にこの順番で学ぶ必要はありません。(A4@ABの履修順序については、担当教員の指導を受けて下さい)


学校法人千里国際学園 Senri International School Foundation. Modified 2006/02/09