以下の講座は終了しました。

当日の資料をご希望の方はこちら→ 資料1(PDF19k) 資料2(PDF33k) 資料2解答(PDF23k)

2004.01.13.

保護者向け公開講座のご案内

千里国際学園中等部高等部
数学科 馬場博史

 寒さの厳しい中、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。さて、保護者の方からのご要望にお応えして、表記の講座を以下の通り開催いたしますので、興味のある方はご参加ください。

テーマ 正五角形が作図できる理由 〜中1冬休みの宿題より〜

対象 主に中1保護者(それ以外でも興味をお持ちの方ならどなたでも可)

日時 2004年1月20日(火)15:45〜17:00

場所 210教室

参加費 無料

持物 筆記用具(若干の計算をしていただきます)

担当 馬場博史

予備知識として、平方根、二次方程式、相似、三平方の定理は既知としてお話します。

宿題 次の中等部1年生冬休みの宿題を事前にしていただいて当日お持ちください。

<正五角形を作図しよう> 

1.与えられた一辺から作図する方法 
@ 線分ABの垂直2等分線mを引き、ABの中点をMとする。
A ABに等しく、m上にMPをとる。
B APの延長上に、1/2 ABに等しくPQをとる。
C Aを中心とし、AQを半径として円を描き、mとの交点をDとする。
D Dを中心とし、ABの長さに等しい半径の円を描く。次に、A、Bをそれぞれ中心とし、ABの長さに等しい半径の円を描き,中心Dの円との交点をそれぞれE、Cとする。
E BとC、CとD、DとE、EとAをそれぞれ結ぶ。
F 五角形ABCDEが正五角形である。

2.与えられた円に内接するように作図する方法 
 中心をOとする円の直径をACとし、ACの垂直二等分線と円Oとの交点をB、Dとする。OBの中点をEとし、Eを中心として半径EAの弧を描き、直径BDとの交点をFとする。このときAFの長さが円Oに内接する正五角形の一辺の長さになっている。これを円周上に順につなげていけば正五角形AGHIJの完成。

(注)数学でいう「作図」とは定規とコンパスだけで図形を描くことを意味し、目盛を使って長さや角度を測ることは許されません。